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佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中


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サニー・ランドレス。イブラヒム・マーロフ & THE TRUMPETS OF MICHEL-ANGE 2025年10月20 日(月)

 まず、超技巧派ブルース・ギタリストであるサニー・ランドレス(2003年5月25日、2012527日、20161022日)のソロによる公演を、六本木・ビルボードライブ東京で見る。ファースト・ショウ。彼は育ったルイジアナ州ラファイエッットに住んでいるのか。


座ったのはステージに向かって左側のほう。良かったア、そのため彼がギターを扱う様が見やすい。それほど多用している感じはなかったが、イフェクターは結構並べていた。よくもまあ、という感想も生むスライド・バーを指にはめた演奏を彼は淡々と披露していく。歌は変わらず存在感は軽いものの、リアリティ欠如的にこれだけうまいと逆に合っているかも、な〜んて思わせる?


かつてより歌もの度数、ブルース度数は増えた?  エリック・クラプトン(20201030日)が取り上げたことで知られるブルース・スタンダード「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」も早々に披露。しかし、優美とも感じる技巧に触れつつ、彼は十字路で何度悪魔に魂を売ったのか……なんてことも、おいしくお酒を飲みながらふと考えた。


▶️サニー・ランドレス

https://eisukesato.exblog.jp/33480600/
http://43142.diarynote.jp/?day=20120527

https://eisukesato.exblog.jp/33331463/

▶︎過去の、エリック・クラプトン
http://43142.diarynote.jp/200611221236140000/

 

 移動して、南青山・ブルーノート東京へ。ああ、哀愁〜故郷の伝承様式を踏む妙な親しみやすさを持つ曲はどれもマイナー・キーだ〜と情熱の夕べ。お客さん総立ち、熱狂唱和の体。外国人客比率、いつも以上に高い。


在仏の熱血レバノン人トランペッターであるイブラヒム・マーロフ(201298日、2013109日、20131201日)の10人編成バンドのセカンド・ショウを見る。おそらく昨年発表の傑作『Trumpets Of Michel-Ange』(Mister ibe)いらい新作は出しておらず、やる演目は同様。ただしバンド編成は少し変わり、4ピストン仕様のトランペット奏者は1人増えて5人になり、ギター2人だったのがギター1人とベース1人づつになったりと、少しの変化はあり。また、『Trumpets Of Michel-Ange』の「ラヴ・アンセム」でヴォーカルのクレジットが入っていたダンサーのハフサトゥ・サインドゥも同行し、3度衣服を変えて出てきて踊る。彼女、昨年からフェスとかのマーロフの要所公演に出ているんだよね。終盤には男女の日本人ダンサーも1曲くわわる。


通常な筋道を通らず、かつ酔狂な編成と真心のもと、普遍的なライヴの場の高揚を引き出す。あっぱれ、だな。一回ぐらいは体験した方がいいよって言いたくなる動的ヒューマン・ミュージックが開かれていた。


過去の、イブラヒム・マーロフ

https://eisukesato.exblog.jp/31995855/

https://43142.diarynote.jp/201310101254434151/

https://eisukesato.exblog.jp/32274261/


<昨年の、マーロフさん>

以下の文章は昨年来日時に取ったインタヴューを、Jaz.in誌に寄稿したものだ。


イブラヒム・マーロフは、彼が生まれたレバノン/中東の音楽語彙に立脚したジャズを胸を張って送り出す異才だ。2012年(東京ジャズ)と13年以来の来日公演となる、この11月のトランペッターを5人擁するバンドによるブルーノート東京での6公演は大盛況。そして、それは彼の確かな音楽力と人間力が導くものであったはずだ。フランスとレバノン、2つのパスポートを持つ彼は自らの出自についてどう考えているのだろう。

「僕はレバノンに生まれだけど、56歳の時に戦争の終わりが見られなかったのでパリに落ち着こうとなり、それ以降パリに住んでいる。そして、僕は2つの文化を存分に受けた。どっちの意識が高いのかとよく聞かれるんだけど、そのときに僕は“レバノン100%で、フランスも100%”と言っている。100100、なんだ。文化とは積み重なっていくもので、引き算するものではないよね」

トランペット奏者である彼の注目点は、半音と半音の間の音(クォータートーン)を出すことを可能にするピストンを追加した、4つのバルブを持つ特別製のトランペットを吹いていること。元々はやはりトランペッターだった父親が開発したが、それにより中東の音階に沿う自然な演奏が可能となった。

「クォータートーンのトランペットを吹きたい人がいればすぐに手にできるように、僕は新しいブランドを作り売っている。60年前にこれを開発した父親の思いを汲んだ結果のものとも言えるね。僕はまさに西洋と中東の影響を受けた音楽をやっており、そんな僕にはパーフェクトな楽器なんだ」

実はスティングや故クインシー・ジョーンズたちも、情の深い“マーロフ・ジャズ”の支持者だった。順風満帆な活動をしている彼だが、転機と思えることはあったのだろうか。  

「僕の音楽の旅を振り返ると、物事が成就しなかったり失敗したことで道が開けていると思える。僕の人生はその繰り返しさ。子供のころは建築家になりたいと思ったけど、それがうまくいかなかったので音楽の方に転向した。父はクラシックをやっていたので、僕も学生の時はクラシックのほうに進み、その世界的な大会で優勝したりもしてこれは行けるかなと思ったんだけど、だんだん居心地悪く感じてしまいジャズをやるようになった。そして、自分を見つけようと中東の影響を受けたことをやると異質だと見られ、どこも契約してくれなかった。それならばと自分でレーベル(Mister Ibe)を作り、19作も出してきて今があるんだ。現在はこうして世界中をツアーをし、欧州ではアリーナでできるようになった。過去のダメって言ってくれた人たちに感謝したいな」

かような彼の2004年新作『Trumpets Of Michel-Ange』はジャケット・カヴァーを見ただけで、高評価を与えたくなるアルバムだ。その写真はちょうど1世紀前、作家や音楽学者をしていた彼の祖父が写っている楽団の写真だ。

「祖父から父親に、父親から僕。そして、僕から息子たちにという、レガシーがテーマだ。“タイムレス”という曲では僕の2歳の息子もトランペットを吹いているんだけど、この曲は父が最後のライヴで演奏した曲でもあるんだ」

哀愁とパッションを湛えた彼の音楽は、映画のほうからも需要あり。彼は20もの作品にこれまで関与している。また、2022作『Capacity to Love』はヒップホップやクラブ・ミュージック色もしなやか取り込んだ作品(シャロン・シャノンも語りで入っている)で、米グラミー賞の<ベスト・グローバル・ミュージック・パフォーマンス>部門でノミネートされた。そういえば、『Trumpets Of Michel-Ange』にはニューオーリンズ出身のトロンボーン・ショーティーが入った曲もある。

「(音が自在に取れる)トロンボーンだと、すぐにぼくのバンドに入れる(笑)。数年前にLAでのショウに彼が来てくれ、友達になったんだ。人々の生活とストリートが宿るニューオーリンズの音楽は大好きだ。もちろんウィントン・マルサリスと一緒にやったこともあるし、ジョン・バティステも良い友人だ」


by eisukesato | 2025-10-20 00:00 | 音楽 | Comments(0)