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アルフレッド・ロドリゲス・トリオ 2024年9月29日(日)
在米キューバ人ピアニストであるアルフレッド・ロドリゲス(2011年11月25日、2013年8月1日、2014年4月16日、2017年3月8日、2018年4月28日、2022年6月13日)のピアノ・トリオを見る。南青山・ブルーノート東京、セカンド・ショウ。最終日最終ショウであったためもあるのかどーかは知らないが、本編最後の曲で満場の客は総立ち。今年見てきたここでのライヴのなかで一番の盛り上がりであったか。
助力者は、エレクトリック・ベースのヤエル・ヘルナンデスと、ドラムのマイケル・オリヴェラ。ともに、今はスペインに住むキューバ人奏者たちだ。オリヴェラはここのところのロドリゲスの諸作に関わり、ヘルナンデスはロドリゲスの2023年作『Coral Way』(Mack Avenue。スペイン録音作)で初登場。同作はシンガー、ギタリスト、管楽器奏者たちも適時入った総合娯楽作だった。いつか、そういうトリオ+という体制で来日しないかとも思う一方、そのヘルナンデスは容姿/演奏ともに魅力的な人でこれは良い人材であると思わされる。じっさい彼はソロのパートも複数与えられ、うち一つはベースのフレイズと観客の歌声によるコール&レスパンスもした。
ロドリゲスのスキャットとピアノを重ねる作法で始まった今回公演、実は前回の際とけっこう披露曲は重なっているのではないかとも思ったが、それでもいいと感じさせられる。というのも、今のジャズはいかに大衆音楽として機能し、訴求するかということにおいて、彼はその模範と言いたくなることを開示しているんからだ。だから、貴重なパフォーマンスに接しているという気持ちにもなる。しかし、当初ロドリゲスは新主流派的なキレキレなジャズをやっていたわけで、その際にもお目付け役としてクインシー・ジョーンズ(2013年8月1日)がついていた。はたして、ジョーンズはその後のロドリゲスの変化を見透かしていたのか否か。彼の音楽は徐々にメロディ性を増し、また肉声やラテン音楽要素/楽曲も縦横に取り入れることで親しみやすさとカラフルな輝きを増した。音楽って、おもしろいなあ。
2曲目のロドリゲスのソロにはうわあ。猛烈な勢いのそれは上原ひろみ(2004年11月25日、2005年7月31日、2006年9月3日、2009年9月4日、2010年12月3日、2011年9月3日、2011年9月9日、2011年12月11日、2012年7月25日、2012年12月9日、2014年9月6日、2014年9月7日、2016年9月4日、2016年9月15日、2016年11月16日、2017年5月7日、2017年9月28日、2019年11月17日、2021年9月22日、2021年12月9日、2024年9月24日)もびっくり。これは、見事に訴求する。過去、ぼくは彼に早弾きの人という印象は持っていなかった。なるほど、秀でまくった技量があってこその一皮剥けた娯楽の追求でもあるわけだ。いろいろなジャズがあってほしいと思うぼくだが、まさしくロドリゲスはその理想となる作り手の1人だという感想を強くした。
▶過去の、アルフレッド・ロドリゲス
http://43142.diarynote.jp/201111281001329390/
http://43142.diarynote.jp/201308091149599475/
http://43142.diarynote.jp/201404191143506158/
http://43142.diarynote.jp/201703111125595848/
https://43142.diarynote.jp/201804290935481570/
https://eisukesato.exblog.jp/31749521/
▶︎過去の、マイケル・オリヴェラ
http://43142.diarynote.jp/201703111125595848/
https://43142.diarynote.jp/201804290935481570/
https://eisukesato.exblog.jp/31749521/
▶︎過去の、クインシー・ジョーンズ
http://43142.diarynote.jp/201308091149599475/
▶過去の、上原ひろみ
http://43142.diarynote.jp/200411292356580000/
http://43142.diarynote.jp/?day=20050731
http://43142.diarynote.jp/200609070211000000/
http://43142.diarynote.jp/200909120647256771/
http://43142.diarynote.jp/?day=20101203
http://43142.diarynote.jp/201109121452527893/
http://43142.diarynote.jp/201109151818437240/
http://43142.diarynote.jp/201112191449196187/
http://43142.diarynote.jp/201207310933428147/
http://43142.diarynote.jp/201212140959573710/
http://43142.diarynote.jp/201409100929108025/
http://43142.diarynote.jp/201409100930206205/
http://43142.diarynote.jp/201609201052518160/
http://43142.diarynote.jp/?day=20160915
http://43142.diarynote.jp/201611171021419374/
http://43142.diarynote.jp/201709291218574592/
https://43142.diarynote.jp/201911181004132426/
https://43142.diarynote.jp/202109230955039389/
https://eisukesato.exblog.jp/33468848/
https://eisukesato.exblog.jp/34169636/
<過去の、ロドリゲスの音楽観の変化に対する言質>
以下は、彼が『The Little Dream』(Mack Avenue)を出した2018年にしたインタヴューの抜粋だ。
——今、LAに住んでいるんですよね。それはクインシーが住んでいるからですか。
「それもある。アメリカに行ったときに誰も知らないなか、家族もいず、クインシーが唯一の知人であったので、そうなる。実際、よく会っています。彼とはいろんなプロジェクトをやっていて、今も彼のプロジェクトのために1曲シンフォニーを書いているんだ」
——大きなオーケストレイションも得意なんですね。
「もう8年ぐらい、シンフォニーについてはやっていますね。全部、自分で書いている。バルセロナのオーケストラからも1曲、ぼくに書いてくれといってきている」
——それはキューバの音楽学校で学んだ経験がいきているんですね?
「7歳からピアノを始めたキャリアの中で、クラシックのピアノとオーケストレーションも学んだから」
——そういうこともできる人が、今回のような心から自然にこぼれ出たようなメロディを奏でるようなアルバムを作りました。それに触れ、音楽って面白いなと、ぼくは思ってしまいます。
「ありがとう。音楽とは、人生そのものと思っている。だから、臨機応変に行けたらいいよね。服札にもなるし、でも同時にカジュアルにもできるものなんだ。ストラヴィンスキーのように複雑なオーケストレーションから真実がこばれ出るものもあれば、一方ではピアノ一台だけで自分自身の気持ちを表現することだって可能だ。ああ、ドミソだけでも、心のある音楽は作れるんだ」
——前作『Tocororo』は世界中の人を呼んでの、壮大な私の考えるワールド・ミュージックみたいな仕上がりになっていました。その反動で、今作は自分のトリオでシンプルに録りたいとなったのでしょうか?
「たくさんのゲストを迎えることができた『Tocororo』は、ぼくにとってとても幸福な体験だった。そんな前作があったからこそ、今回は普段のライヴにおける基本となる編成に焦点を当てたもので、自分の生の姿を出したものにしようと思った」
——だからこそ、レギュラーのトリオでやることが肝要であったわけですね。
「そのとおりだね」
——ブラジル人のベース奏者であるムニール・ホッスンとは、どういう経緯で知り合ったのでしょう?
「3年前に、共通の友人を介してであった。フェイスブックを介すると、楽だよね。彼はパリに住んでいたので、それで今一緒にやっている」
——収められた曲は、ここのところのものですか。
「最近書いたものだ。<ベサメ・ムーチョ>とかは別だけどね。今回はキューバの懐かしの曲、子供達の曲も取り上げた」
——自分のメロディ曲をやるとともに、懐かしのメロディもやる。それにはどういう意味を込めていますか?
「<リトル・ドリーム>というのが子供達に捧げられた曲で、それがこのアルバムのコンセプトなんだ。それで、小さい頃から慣れ親しんできた曲や子供のための歌を取り上げることにもつながった。子供達に向けるということ、“愛情”というキーワードが本作にはあったわけなんです」
——なるほど、子供たちに聞かせたいという設定があったのですね。そうすると、聞き手に両手を広げたような優しさにあふれ、歌うように演奏しているのにも合点がいきます。また、短めの尺でわかりやすく作っているのも納得がいきます。
「アルバムの真価を分かってくれて、うれしいな」
——あなたのインプヴィゼーションしまくるデビュー作とはかなりの差があります。
「うんうん。1枚目はピアノでインプロヴィゼーションしていた。そして、あなたから“歌うように”という形容が出てきたことに驚いているんだけど、本当にその通りで、新作は自分の声でインプロヴィゼーションしている。気持ちの中で、歌うということを意識しているんだ」
——結果、“アートであること”と“一般性や娯楽性の獲得”という部分にうまく折り合いをつけていると感じました。
「そのとおり。芸術性を高めるとともに一般の人に楽しんでもらえるようなアルバムにしたかった」
——子供のためにというテーマは、どこから出てきたんですか?
「キューバを語るうえで欠かせない革命思想家のホセ・マルティ(1853〜1895年)の『黄金時代』という児童誌(マルティ生誕160年を記念し、2013年に日本語訳書籍も刊行されている)に端を発しているんだ。小さい頃から読んでいた本だけど、読み返したら彼の金言にとても触発されるとともに、子供たちにぼくの誠実な音楽を送り出さなきゃと思った」
——子供に向けてとともに疲弊した大人にもご利益がある音楽、“大人のための薬”のようなものになっていると思います。
「その通り。そう受け取ってもらえたなら僥倖だ」
