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「N/KOSMOS-コスモス」 2024年3月21日(木)
池袋・東京芸術劇場シアターイーストで、小池博史(2005年12月8日、2006年12月21日、2014年10月9日、2015年12月15日、2017年1月30日、2021年8月20日、2022年9月6日、2022年10月20日、2022年12月4日、2023年6月9日、2023年8月3日、2024年1月19日)の舞台「N/KOSMOS-コスモス」を見る。初日で、満場なり。
ユニヴァーサルな作り手である小池は海外の人たちとのコラボレーションも多々行なっているが、この出し物は彼が昨年2月にポーランドに滞在し同国の人たちと作った「KOSMOS」を東京に持ってきたもの。原作はポーランド人作家/劇作家であるヴィトルド・ゴンブローヴィッチ(1904〜1969年)の1960年に書いた小説「コスモス」で、音楽は1983年生まれのポーランド人クラリネット奏者/サウンド・クリエイターであるヴァツワフ・ジンペルが担当した。衣装なども、あちら仕込みか。そのポーランド版に日本人の役者たち、山上渡の美術などもくわわり、再制作された。
もう、小池博史固有のスペクタクルな方策が横溢。まず、思ったのは小池流儀は連続線を持ち、好奇心旺盛に拡大している。と、いうこと。今回も近年の小池作品に特徴的なハンデ・カメラによるリアル・タイム映像や事前仕込みの映像がステージ後方の3分割される場合もある細長い背景に映し出され、それは多大な効果をもたらす。上部からカメラが降りてきてそれを役者が手に取り実況中継のように映し出す場合もある(ステージ袖に置かれたミニチュアの家のなかを映し、その窓越しにステージ上の役者たちを写したときもある)し、釣り上げられたままでの固定ステージ俯瞰映像もまた効果的。今のカメラって優秀なんだな。カメラの他にも上部からストーリーに則ったオブジェクトが降りてきたりもし、受ける者は立体的に感知がどんどん広がっていく思いも得る。快感〜〜。
10人ものポーランド人と日本人の役者がステージ上で様々に動き、踊り、肉声を発する。気が遠くなるほど構成/ディレクションされているはずなのに、“思うままに”という形容をつけたくなるのは美点だ。それゆえ制作過程の苦労は露にならず、創造性だけが立ち上がり、受け手に存分に働きかける。接する者は、十全に作り手や演じ手たちの意気を感じることができる。ほんと、素敵だ。小道具として、椅子、ポール、机などが用いられるが、それらは役者たちの手で流れるように移動/設置され舞台の演技に流れるように組み込まれるが、見事なフォーメイション! それを覚える役者ともどもよくぞ。
ヴァツワフ・ジンペルがリアル・タイムでつける音楽はアンビエント調なときもあるプリセット音と、2種のクラリネットや3種のトラッド的な縦笛による雄弁な音。そのジンペルはPC/鍵盤によるミニマム調音とクラリネット音を用いたプロダクツをいろいろ出していたりもするが、どういう経緯でオリジナル版の際この実力者に白羽の矢がたてられたのか。くわえて、小池演劇の常連で能役者でもある(ここでも役者としても出てくる)今井尋也が能と繋がった鼓や肉声を適時差し込んでもいて、これも良い効果となる。昨年のポーランド人の公演評を見ると、その和要素の存在にも触れられているが、彼はそちらにも絡んでいたのか?
演者もいろんな意味で、皆んなしっかり。基本ポーランド人はポーランド語で台詞を話したり歌ったりし、一方日本人は日本語を使う。だが、その乖離の様も面白く、感興をそそられる。当初は、2つの国の演者作法の味ある差異を受け取ろうともしていたが、そのうちどっちがどっちでもいいじゃん、とぼくはなってしまった。一つの大きな門戸を見据え、人間的な所作を交わし合う融解の誉にぼくは生理的に美しい弧のようなものを見た。
ポーランド語のセリフは後方の3分割幕の中央部に日本語訳が出されるときもある。でも、ぼくは演者の動きやパッションをできるだけ受け止めようとしたためか、そんなにそれを見なかった。「コスモス」という小説がどんなストーリーを持つのか、ぼくは知らない。だが、この妙に今の人間模様を照らし出すリクリエイト作の本懐を得られればいいと思ったから。あ、でも原作(翻訳本も出版されたことがるよう)をちゃんと知っていたほうが飛躍の妙はわかりやすいか。
▶過去の、小池博史
http://43142.diarynote.jp/?day=20051208
http://43142.diarynote.jp/200612270253390000/
http://43142.diarynote.jp/201410160819402945/
http://43142.diarynote.jp/?day=20151215
https://43142.diarynote.jp/201701310904097357/
https://43142.diarynote.jp/202108211446281621/
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<今日の、アフター>
というわけで、満喫した。刺激を受けた。感心したー。2時間10分ぐらいの尺、こんなに情報を得ていいのか。ぐらいに、思ってしまったな。それは、今日見たものの奥にとんでもない人の数と時間が費やされていることの裏返しでもある。小池博史、人には恵まれているナ。その後、知人とヴェトナム料理店に流れ、いろいろと感想を交わす。いい、時間。しかし、今日は寒かった。気温的にはもっと寒い日は山ほどあったろうけど、3月に入ってからだとよりキツく感じてしまい、昼間にこの冬最暖の温度設定でエアコンを使ってしまった。この晩、家路につく人はみんな寒い〜と心のなかで言っていたのではないだろうか。
