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佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中


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R.I.P. ジム・ビアード(1960年8月26日〜2024年3月2日)。映画『エリス&トム』

日本盤の解説を書いたり取材をしたりと、関わりがあったミュージシャンの訃報を見逃していた。キーボード奏者/作編曲家/プロデューサーのジム・ビアート(2009518日)。彼って、ぼくと同じ誕生日であったのか。サウンドを十全に統括しつつ、どこか人を食った余白を作り出せる人物という印象を、ぼくは持つ。実際に会うと、育ちの良さそうななかになんかとぼけたところを抱える人物であったのも間違いない。


 次から次へと興味深い人のアルバムに参加が続き、わーこの人来てるーと思わせる人が時々いるが、1980年代下半期の彼はまさしくそうだった。1986年に突然ウェイン・ショーター(2001835日、2002825日、200429日、201497日、201596日)の『ファントム・ナヴィゲイター』(コロムビア)に抜擢参加したと思ったら、翌年から1990年にかけてビアードはマハヴィシュヌ・オーケストラ(ジョン・マクラフリン:2005131日、2014325日)、デイヴ・リーブマン、トニーニョ・オルタ(2010107日、20161027日)、マイケル・ブレッカー(200032日、20032月18日、2004213日)、ピーター・アースキン(2012621日、2013626日、20141214日、201639日、2017510日、20181215日、20191215日)、イリアーニ・イリアス(2006628日、201528日)、マイク・スターン(2009323日、2009618日、201066日、2012613日、201565日、201664日、2019426日、2019427日、202397日)、ヴィクター・ベイリー、ボブ・バーグ、ウェイン・クランツ(2010219日、20161029日、2020123日)、CTIオールスターズ、ヴィンス・メンドーサ、チャック・ローブ(2004127日、20121126日、2013125日)らのレコーディングに関与。さらに1992年から93年にかけてのパット・メセニー(19991215日、2002年9月19日、2010612日、2012125日、201233日、2013521日、2015927日、201917日、2019111日、2019116日)のツアーに参画もし、より知名度を広めた。また、2008年以降はスティーリー・ダン(2000515日)のツアーにも長年関わりようになった。かような彼の最後のステージは、この120日にアリゾナ州フィニックスでの同公演だったと英ザ・ガーディアン紙ネットは伝えている。本当かとスティーリー・ダンのHPを見たら、昨年のイーグルズ(201135日)とのツアーにくわえ、今年はどんなメンバーかは知らぬが1月に全米を回っている。そのニュース欄のトップはビアードの訃報だ。


フィラデルフィア近郊生まれの、ピアノ少年。後に、中西部の名門私立であるインディアナ大学で学ぶ。卒業後には、まずクルーズ船に演奏者として乗り込んだ。ビアードは打ち込みにも強い人物というイメージがあるが、それはその乗船時代に時間が空くので好きではないキーボードを持ち込み多重録音を試みることから会得したと、かつてインタヴューした際に彼は言っていた。その後、ニューヨークのシーンで活動を始めるが、それは1985年だった。


静かな諧謔を、抱え続けた人。1990年からリーダー作を出すようになり、ぼくはギター好きであったという印象も持つ。大きな編成にも強く、メトロポール・オーケストラ、デトロイト交響楽団、ジャズ・アット・リンカーン・センター・オーケストラ(2001年39日)などにも関わることもした。挾間美帆(2014710日、20151015日、20161028日、201793日、201926日、2020816日、2021730日、2021919日、20221113日、2023825日、2023929日)も2020年夏のオーケストラ公演で、彼の曲を取り上げていた。ツアーに出ることを抑え気味にして以降、理論派でもある彼はいろいろな大学で教鞭をとることもしていた。しかし、この2日にニューヨークの病院に入院中にお亡くなりになってしまった。急病による合併症で亡くなったと報告する媒体もある。彼は良き家庭人でもあったようだ。


▶過去の、マイク・スターン
http://43142.diarynote.jp/200903260425159549/
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http://43142.diarynote.jp/201006071818281946/
http://43142.diarynote.jp/201206141343402196
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過去の、ジム・ビアード

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▶過去の、ウェイン・ショーター
http://www.myagent.ne.jp/~newswave/live-2001-8.htm
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過去の、ジョン・マクラフリン
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夕方に、20232022?)年ブラジル映画『エリス&トム』(原題:Elis & Tom – Só Teva de Ser Com Você)を渋谷・ユーロスペースで見る。ただいま、開催されているブラジル映画祭の一上映作品となる。


 ブラジルきっての女性歌手あるエリス・レジーナ(1945317日〜1982119日)と、大ボサノヴァのクリエイターであるアントニオ・カルロス・ジョビン(1927125日〜1994128日)の1974年邂逅作にして、ボサノヴァ名盤と大きな評価を受ける『エリス&トム』(フィリップス)を主題とするドキュメンタリー映画だ。同年2月にトムが居住するLAで行われたそのレコーディングを、同作ブラジル人プロデューサーのロベルト・デ・オリベイラは映像で抑えた。だが、その映像は基本眠り、掘り起こしされたことで、この映画は企画されたようだ。


 冒頭とエンドロールはそのアルバムのオープナーである「3月の雨」のブース内(たぶん)で2人が歌うシーン。とくに出だしの方はフルで入っていて、それを確認するとデュエットの妙、ハーモニーの推移、ちょい途中でリズムをずらして歌う様など、わわわと改めて感じ入ってしまう。これは同曲のクリップに使われていたよう。作詞者と組むことも多いジョビンだが、これは彼が歌詞を書いており、その洒脱さにも頷いちゃう。


 この映像だけもうれしさマックスとなってしまうのだが、他には2人が向かい合って歌い曲を確認し合うリハの模様(意外にそれが多い)やプレイバックを聞いて盛り上がるシーンなども。とはいえ、そんなにスタジオのシーン映像が占めるわけではない。ブラジル人を主とする様々な当時のレコーディング関係者の近年の取材映像もふんだんに使われるし、またそれ以前の2人の歩みもかいつまんで伝える。そこで使われる映像も興味深いな。トムがクール・ジャズ名手(名前失念)や共演作も持つフランク・シナトラと一緒に演奏するシーンも出てきておお。ウェイン・ショーターやロン・カーター(声のみ)ら有名ジャズ・マンも登場する。トム(だったっけ?)の娘やエリスの息子も証言者と出てくる。へ〜え、同作を録音したのはチリ出身のウンベルト・ガティカで、当時ジャズを中心に録音に関わっていた新進の彼はその後に「ウィー・アー・ザ・ワールド」他、西海岸のメインストリームに関与するエンジニアとしてエスタブリッシュされたのか。


 エリスはトムのことを畏怖するばかり、嫌われたら嫌だと思い、彼と関わることを避ける方向にあり。一方トムは後にエリスの旦那となる若造だった編曲担当のセザール・カマルゴ・マリアーノ(字幕はセーザルになっていた。エーリスとも表記されていたかな)のことを快く思わず、信頼しているクラウス・オガーマンを関与させたがったり。と、名作の奥にある襞も伝える。しかし、みんなタバコをぶいぶい吸っているなあ。


 不備なところもなくはないが、お二人の天変地異的な才のあり方や黄金表現にある機微をたっぷり提示。やはり、見る価値あり。そして、この映画を見ると誰もが帰宅した際に、このアルバム『エリス&トム』を聞きたくなるんじゃないだろうか。


<今日は、2度アップ>

ジム・ビアードが亡くなっちゃっていることを知り、朝イチでばばばと訃報を書いて、ブログに上げる。その後、メール・インタヴューの質問を考えたり、新譜のチェックをしたり。午後2に知人と電話で話したら、ブラジル映画祭で上映している『エリス&トム』の話を聞かされ……。同映画祭が3月にあることはなんとなく知っていたが、もう始まっていて14日で終わってしまうのか。わー、けっこう用事が立て込んでいる。16時ちょい前に場所も近いし、見にいくことにする。そしたら、かなり席が埋まっていた。平日なのにと驚きつつ、エリスとトム人気を感じた? 2人の同業の方にも会った。そして、この映画についての文章も311日の項に付け加えた。


by eisukesato | 2024-03-11 00:00 | 音楽 | Comments(0)