
佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中
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2002年7月3日〜30日
30日(火)
ダーティ・ダズン・ブラス・バンド
南青山・ブルーノート東京。ストリートありきの、ニューオーリンズのブラス・バンド、見るのはとっても久しぶりのような気がするなあ。白人ギタリストが入ってのパフォーマンス。なんかフュージョンぽくて、とっても余計な感じがした。これが山岸潤史だったらと、ちょっと思ったか。最初はけっこうジャズっぽい曲を演奏する。最後のほうはもろにニューオーリンズ・マナーが炸裂(トロンボーン奏者は朝顔から唾が吹き出ていて、大笑い)で、ぼくも大騒ぎ。ぴょんぴょん、ジャンプ。やっぱり、彼らはこうじゃなくっちゃ。
26日(土)~28日(日)
フジ・ロック・フェスティヴァル02
疲れたァ。と、ちょっと座る。行き来する人をぼぉと眺める。いろんな人がいるなあ。ある種の共通項のもと集まった人達はいろいろ。本当にさまざま。そーこれこれ、なんて頷いたりして。今年も会場でいろんな人と会ったなー。
終わって速攻で書いたライヴ・リポート(ミュージック・マカジン誌)に触れていないアーティストのことを書いておこう。
初日。夕方のテレヴィジョン(レッド・マーキー)。これは、全部見た。2本のギターの気儘な絡みを聞きながらジャム・バンドっぽいのおと思う。なるほど、今ジャム・バンド・ミュージックと言われる音は往年のロックが持っていた手癖系フレキシビリティを引き継ぐものでもあるのネと実感。それと、ぼくはヴォーカルとかバンド・アンサンブルの微妙なところとか、トーキング・ヘッズっぽいなとも思った。それから夜、延々とやっていたジョージ・クリントンを少し中抜けして、パティ・スミス(フィールド・オブ・ヘヴン)を10分間ぐらい。基本的には昨年と変わらない設定によるもののようであり、一生懸命やっていたと思うが、なんか可愛らしいというか、歌のおばちゃんぽく見えたというか。夜中のX-プレス2(マーキー)もちょっと見る。なるほど、3人が横一線でDJしていた。
2日目。本当はずっといるつもりじゃなかったのに、この日はケミカル・ブラザーズの前までずっとフィールド・オブ・ヘヴン/ホワイト・ステージ近辺にいたなあ。JUDO(ホワイト)は音がとってもデカかった。でも、音が良くちゃんと聞こえ、ドラムとか相当うまかった。ケミカルに行く前、少しザ・ストリング・チーズ・インシデント(ヘヴン)を見る。実はぼくは米国で聞いて(2000年8月13日)、いい印象を彼らに持っていない。今回はフュージョンぽいことやってて、けっこうそのときと印象が違った。でも、2日連続でヘヴンのあのあまりにいい雰囲気を持つ夜の枠をずっと預けるほどのポテンシャルは持っていないバンドであるとぼくは思うのだが。ともあれ、フジ・ロックにジャム・バンド勢が定着してきているということはマル。夜中のマーキーでのザ・シネマティック・オーケストラも見た。最初、女性ヴォーカリストを置く、只のフュージョン・バンドという印象を持つ。途中、外にご飯を食べに出て、パフォーマンスの最後のほうをまた見たら、なんか悪くない感じで、その印象の落差に驚く。その理由は分かんな~い。そうとう、酔っぱらってるし。
3日目。ゆらゆら帝国(グリーン・ステージ)。ぼくの彼らに対する評価はとっても高い。まあ、こんなもんかという感じ。もっと、なんらかのマジックを出してほしかったところだが。昼下がり、ホワイトで四人囃子。時代性を考えれば、すごいことをやっていたバンドではあるな。初期の曲はけっこう知っている。ああ、東宝レコード(から、彼らの1枚目はリリースされた)。いい曲を持つが、さすがに構成がまわりくどく感じたり、リズム感覚が陳腐に感じてしまうところもぼくにはあり、途中で退座した。っして、夜11時過ぎのカール・デンソン。レッド・ホット・チリ・パッパーズが終わってマーキーに行ったら、客は100 人もいなかったのではないか。最後のほうはそれなりの入りになっていたが。昨年よりバンド全体の演奏力がとっても向上。いま、フェラ・クティっぽいことやらせたら、アメリカ人のバンドではトップ・クラスにうまいのではないか。
見れなくて残念だったのは、ビリー・ブラック(キーボードがイアン・マクレガンだったそうで、ぼくは彼のことも見たかったな)とコーネリアス(ペリー・ファレルをちょっと見てから移ろうと思ったら、ファレルがあまりに興味深くてこのままいちゃおうという気になった)。一番、感銘を受けたのは初日のマヌー・チャオか。マーキーからヘヴンまでの距離って、渋谷から六本木ぐらいは平気であるのではと知り合いと話をしたが、かもしれないなあ。
気になったのは、ビールがどこも500 円均一であること。なんか、カルテル結ばれているみたいで気分が悪い。理想主義を標榜するフジ・ロックなら自由競争させるべきではないか。いくら、ハイネケンが一括して扱っているとはいえ(でも、ヘヴンでは別のビールも売っていたりするのだが)。それから、ハイネケンに統一しければならないにしても、通常のものにプラスし、ハイネケン・ダークを売るぐらいはしてもいいだろう。まったく、商売努力が足らん。食い物に関しては、期待するのを去年からぼくは諦めている。
25日(木)
ソウル・スクリーム
けっこう悠長に構えているというイメージもある日本人ラップの4人組、単独コンサートは渋谷・クラブクアトロ。で、行ったら驚いた。JBファンクをやらせたらいま日本で一番かっこいい(?)大阪モノレールをなんとバック・バンドに用いてのパフォーマンスを見せてくれたのだ。ぼくはここのDJのDJセロリをかなり高く買っているのだが、まさか生音バンドを大々的に用いてのライヴを敢行しちゃうとは。最初の6曲がバンド付き、真ん中の6曲が通常のDJ音、そして後半の6曲が再び大阪モノレールと組んでのものという構成が取られた。もともと曲調はワザありで幅広いし、DABOやMUROなどゲストもいろいろ出てきたし、うはうは見れました。
24日(水)
エル・ネグロ&ロビー。モンティ・アレキサンダー
まず、渋谷・アックスで、キップ・ハンラハンのディープ・ルンバ(2000年1月12日、2001年5月15日)のドラム隊であるオラシオ・エル・ネグロ・エルナンデスとロビー・アミーンのユニット。彼らはハンラハン(会場にいましたね)のアメリカン・クラーヴェから『エル・ネグロ&ロビー・アット・ザ・サード・ワールド・ウォー』というリーダー作を出しているが、もう野性と豊かな知識と冒険心と研ぎ澄まされた感性ととんでもない技量が溶け合った、素晴らしい現代ラテン・ビヨンド作となっていて、超おすすめだ。そして、実演のほうもそれに違わぬ好演だったのは間違いない。浮かれ、身体ゆすりましたとサ。
二つのドラム・セットの絡みは、二人対等にドラムをかみ合わせるというよりは、どちらかが打楽器的な感じでアクセントを加えていくパターンが多いか。エル・ネグロのほうはジャズ・ピアニストのミシェル・カミロのトリオの一員でこの秋にもブルーノートにやってくる。カミロにはそれほど興味を持てないが、これは見にいくしかあるまい。他に、ヴォーカルも取る打楽器、キーボード、サックス、ベース、というサポート奏者が付く。実はこの日のパフォーマンスはシンガーの綾戸智絵の前座。で、40分ぐらいは彼らの演奏が続いたあと、ウォーの「ローライダー」が始まると、綾戸が出てきたそのまま歌いはじめ、彼らはそのままバッキングを続ける。その時点で申し訳ないが、会場を後にした。ぼく、綾戸にがてなんです。
そのあと、六本木のスイートベイジル139 に、モンティ・アレキサンダーを見るために駆けつける。3年前に来日したときのショウ(1999年8月18日)がやたらよくて、こりゃ梯子してでも見なきゃと思ったんだけど、今回はそんなに感激はなかったな。前回の素晴らしさはジャズとレゲエ、それぞれのバンドを率い自由にバンド音を交錯させていたところに負う部分があったのだが、今回はレゲエ基調のバンドだけで事にあたっていたためか。ただ、ジャズ・マンとしてエスタブリッシュされているジャマイカ生まれの彼が、老後はまったかりとしたレゲエのビートに実を委ねて、ちんたらピアノを弾きたいのダよと考えているのはよく伝わってきた。一種の母体回帰? もう4ビートなんか、シリアスなジャズなんかどーでもいいヤと言っている感じは非常にアリ。それが、プラスに働いているとは言いにくいけど。ま、ぼくがとやかく言うことではない。自分の思うまま好き勝手やってください。
23日(火)
ヴァネッサ・カールトン
A&Mが送り出して、さっそく成功を収めている女性シンガー・ソングライター。初台の東京オペラシティ内の小さなホールにて、ピアノの弾き語りによりショーケース・ライヴを行った。わりと、保守的なスタイルを持つ人で、それなりの才があり、無理なく弾き語りする。ぼくの見立てでは、ミシェル・ブランチよりは少し上。前日、彼女を取材したのだが、鼻ピアスしてました。意外に太めな人で、アーティスト写真はうまく撮られているナとも思った。
22日(月)
オマール・ソーサ
昨年の、今はなきお台場・TLG(8月24日)に続く来日公演。今回は南青山・ブルーノートにて持たれた。方向性は前回と同じものながら、質と内に孕むスリルはそれをはるかに上回るもの。なんか聞きながら、この人はある種天才の部類に入るところあるかも、とほんのり思わせられたかな。でいながら、歓びと娯楽精神にも富んでいる。絶対、また来たら見に行きたいナと思わせられますね。
翌日、インタヴューしたのだが、ステージで着ていたものと同じ白い不思議な衣装を身にまとっている。で、帽子を取るとヘアスタイルはなんとフィッシュボーンのアンジェロのようなスキンヘッドにチョンマゲがついたようなかっとんだやつ。うふふ。けっこう、宗教的な人でそっちのほうに話がワープするという情報を得ていたのだが、「オレの演奏は毎日毎日違うんだ。毎朝トイレに行ってするウンコが毎日違うようになっ」といった具合で、最後のほうはウンコの連発でした(笑い)。
そんな彼はパーカッション奏者とのデュオで1日だけ、横浜のモーションブルーでもやるのだが、きっときっといいだろうなあ。ピアノの技量がより直に出るものになるはず(次作はピアノ・ソロ作になる予定とか)だから。ちぇっ、取材絡みの別のライヴが入っていて行けないよお。
21日(日)
パウリーニョ・モスカ+マルコケス・スザーノ+沼澤尚
沼澤尚は海外の音楽関係知己が来たときに事情が許せば南青山・マンダラで親交ライヴを深夜(AM1時~)に行っているのだが、これは昨年暮に続く(12月9日、22日を参照)もの。実はその前回のときもパウリーニョ・モスカをフィーチュアする日が予定されていたのだが、ビザの関係でモスカが来日できず実現しなかったという経緯があったはず。ただし、モスカ+スザーノ+沼澤+その他は1999年8月にすでに1週間ブルーノート東京でライヴをやっている(8月11日)ので、この日のライヴはそのときの続編とも言えるか。
興奮した。そのときより全然良かった。まあ、昨年出たモスカの新作『Eu Falco Da Minha Vida O Que Eu Quiser』(EMI) の選抜5人による(沼澤もそこで叩いている)ものゆえ、当然と言えば当然だが。前回のブルーノート公演を見て、ぼくはモスカの“中性”性が気になると書いているが、この晩のパフォーマンスはそうは感じず。そりゃ、痩身の優男ではある。でも、髭を蓄え、汗だらけ(会場、暑かったなー)で、刺青のある肩を出して(タンクトップを着ていた)熱演する彼はエネルギッシュだった。女性はセクシャルな誘いを感じたのではないか。
より今っぽく、ロックっぽいと感じたりもした。とにかく実のあるメロディと歌に、機微あふれるビートが寄り添う。それは、普遍性と今を併せ持つ。いやあ、強力。感激。スザーノはパンデイロはそれほど使わずエレクトリック・パッド他キットを多用していたが、沼澤とのコンビネーションは本当に有機的で起爆力抜群だ。モスカたちはこの前日に読売ランドイーストでやったボサノヴァのフェスティヴァル(忙しくて、行けんかった)に出演したが、さぞかし彼らだけ浮いたことだろう。いや、前を向いた人達が唐突に出てきて、異常に受けちゃったりして。
もう、耳の洗濯。実はこのライヴを見る前に、満員の国立競技場に横浜Fマリノスと東京ヴェルディ1969の試合を見に行った。イタリアに行く中村俊輔俊の胴上げも見たわけね。試合中の彼がコーナーキックをけるときのフラッシュ群はマジに凄かった。いやあ、W杯会場に慣れるとここは観客席上の屋根もないし、相当に狭く感じたなあ。と、そんなことはともかく、ぼくは試合中にときに閉口しまくり。ヴェルディの応援団は大昔からサンバ打楽器隊が付くことで特色を出していたのだが、その打楽器隊のリズムの悪さ、情けなさといったなら。驚愕。本当に気持ち悪くてしょうがなかったんだけど、あれでエジムンドらブラジル勢が調子狂っちゃってパフォーマンスに影響が出ているところあるんじゃないのか。いや、あの下手さはマジにそう考えたくなる。スザーノたちの音を聞いて、汚れた体がみるみるうちに綺麗になっていきましたとサ。ヴェルディのJ2落ちを望む。
19日(土)
金子飛鳥
百戦錬磨の女性ヴァイオリン奏者、新作『マザー』をフォロウするライヴ。六本木・スイートベイジル139 にて。
フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、吉野弘志(縦ベース)、ヤヒロトモヒロ(打楽器)、技術と情緒を秤にかけられると書けそうな人達がバッキング。レコーディングもこの顔ぶれでやっていて、その後欧州楽旅などもしたようで、自然体の肩のこらないユニットとしてのまとまりの具合は相当なもの。金子はかなりヴォーカルもとる。癒し傾向ながら、そこからはみ出る何かを持ち、それが気持ち良い。
ただ、新作でもカヴァーしている「アンジー」(ストーンズ)と「ワンダフル・トゥナイト」(クラプトン)を愛でるメロディ趣味はぼくには理解できないッス。意外に、素直な人なのかな。両方ともぼくは苦手な曲だ。
会場にはブラジル人シンガーソングライターのパウリーニョ・モスカのユニットであるクァルテート・モービルのサシャ・アンバッキ(キーボード、プロデュース)とニーロ・ロメロ(ベース)が沼澤尚(ドラム) といた。で、次の項に続く……。
11日(木)
シーク
アトランタ出身(リーダーのギタリストはスピーチとも近い位置にいた)で、今はジャイアント・ステップから応援されていることもあり、NYで活動しているらしいグループを見る。女性シンガーをフロントに置き、音的にはフュージョン的意匠を採用している。
横浜・モーションブルー。初日の最初のセットを見たが、なんか和気あいあい、大学のサークル出身のバンドみたいな風情を持つグループだと思った。みんな初来日と思われるが、誠意を持ってやっていましたね。効果的なバック・コーラスも取るパーカッション奏者も女性だったのだが、彼女がなんかいい感じ。そのティナさんがフロントに立つのを希望した人間が会場に何人かはいたのではないかしら。
帰りに、久しぶりに野毛で飲む。むかし、この近くに住む評論家の大場正明とよくつるんでいたころ、本牧でテニスやったりし、ここらへんでも少し遊んだりしてたんだけどネ。
7日(日)
東京スカパラダイスオーケストラ
新横浜・横浜アリーナでの公演。なんと、電車で行っちゃった。なんか、ここんとこクルマを運転する気がしねーんだよなー。けっこう、夏場はスクーター乗っているせいもあるけど。でも、そうしちゃった奥にはW杯効果(?)があるのは間違いない。電車にちんたら乗り、さらには人込みのなか会場まで歩くという苦行に、4度のスタジアム通いで免疫がついたのだ。なんだ、わがままなオレでも耐えられるぢゃんって。調べたら(っていうほどでもないか)、東横線~横浜線と田園都市線~横浜市営地下鉄の2通りの行き方があったのだが、時間がかからなそうな東横線経由を選ぶ。そしたら、すごく早くて着いてしまってビックリ。横浜線に乗り換えず、なんか余裕でぼくは菊名駅から歩いてしまいましたとサ。10分ちょいだった。いやあ、こんなに近かったんだあ。全部で1時間ぐらい。というわけで、6月4日の記載は訂正。やっぱ、横浜のほうが近いです。今後も天候が悪いとかいう理由以外は電車で行きそうなだナ。
田島貴男、チバユウスケ、奥田民生をゲストに迎えての特別製ライヴ。場内はフルハウス。立ち見もズラリ。入場するときに、関係者がやっとここまで来ましたァと言っていたけど、確かに凄いな。
セットリストが間違いないなら全31曲、2時間を超えるパフォーマンス。これは終わってから思ったのだが、彼らの10年強にわたる活動の集大成みたいな意味合いを持つものにもなっていたと思う。彼らに入り込んでいた人なら、かつて在籍したメンバーの顔が浮かんでオヨヨとなっちゃったんじゃないか。
とにかく、盛り沢山、ヴァリエイション豊か。ぜんぜん飽きない。各ゲスト・ヴォーカリストも力量発揮。田島のバカラック曲(『ルック・オブ・ラヴ』、ほんと名曲だな)のねちっこい歌い方に唸る。で、それらを聞きながら、スカパラの伸縮性というか、求心力の強さにも深く頷く。とともに、ジャマイカで生まれたスカという形式が熱意と洒落っ気とともに醸造され、イナセな今の東京発のビート表現に見事になっちゃっているなーと、軽い感慨とともに思わずにはいられなかった。
5日(金)
エルヴィス・コステロ
東京フォーラムA。満員。颯爽とバンドと出てきたコステロはなんかとっても嬉しそう。そして、ふっきれた、元気一杯のロックンロール・ショウを見せてくれる。なんか、今やっていることに迷いナシ、みたいな風情があふれていて、接していて非常に精神衛生上いいのおと思う。遠目には、太めのジャン・レノがギター持って歌ってるみたいに見えたりもした。知り合いは、江守徹みたいだと言っていたが。
太く、メロディアスなロックであることと、現代的な力を持つことを標榜した新作『ホエン・アイ・ワズ・クルエル』からの曲を中心した実演。一部は骨の太いバンド音(やっぱ、ドラマーのピート・トーマスが良い)ともにプリセット音も用いる。歌が上手いなあ、よく聞こえるなー、やっぱ才ある人なんだなー。そんな当たり前のことを感じ、頷く。2回のアンコールを含めて、2時間ぐらい。最後のほうはどんどんくどくなったりし、オヤジ度数が増していったりして。
3日(水)
テレンス・ブランチャード
いや、これは驚いた。“想像していた以上のもの、その度合い”という部分においては、今年トップの公演になるかもしんないなー。
決して、ぼくはこのニューオリンズ生まれ(1962年)のトランペット奏者のことを嘗めていたわけではない。その鈍重なルックスとあいい入れない視点の良さが光るジャズを作っている人、というイメージがぼくにはあるから。とくに、彼がブラジル音楽の要素を取り込もうとした『ザ・ハート・スピークス』(ソニー)は1990年代のその手のジャズとしてはトップクラスの味の良さを獲得していたと言える。スパイク・リーのファンなら、『マルコムX』や『ジャングル・フィーヴァー』などでフィルム・スコアを担当していた人物として彼の名前を認知している人もいるかもしれない。
南青山・ブルーノート東京、セカンド・セット。サックス、ピアノ、ギター、ベース、ドラムを率いてストレートなパフォーマンス……と言いたいところだが、やっぱりその編成のなかにギターを入れているのはポイントかな。だって、通常のジャズの二管編成のあり方において、そこにギターを加えるという行き方は普通はないものであるから。やはり、ジャズにおいてギターというのは基本的に傍系の楽器なのダ。それだけで、既成のまっとうな行き方と重なることを避けたいんダという意思は出ていたのは間違いない。でもって、そのギターがまた変テコなわけ。そのフレイジングといい、ソロ・パートのときに出す肉声といい。それはラップにならないラップというか。その存在が、またブランチャードが求める清新な行き方に異化作用をもたらす。その異質さ加減は1980年前後のアーサー・ブライスのワーキング・グループに入っていたケルヴィン・ベル(ケルヴィネイター、菊地雅章バンド)のごとき。ぼくは思わず大昔の2度のヤマハ・ホールでのブライスの来日公演を思い出しちゃった……あのころ、本当にブライスの事が好きだったんだよなあ。
ひっかかりがあるのに流動的な演奏。1時間半ぐらいで4、5曲やったか。もー、ドキドキしっぱなし。それで最後のメンバー紹介MCを聞けば、なんとギタリストはアンジェリック・キジョーと同じ、ベニンの出身というではないか。うわあ。ともあれ、テレンス・ブランチャードが中心となったそのグループの演奏は、前を見た知的で血の流れたブラック・ジャズ(サックスとピアノは白人だったけど)というノリを目一杯表出していた。質として、去年のウェイン・ショーター並だったかも(うひゃ)。いやあ、ぼくは浮かれました。
終演後、まずギタリストにその出自を確認したあと、ちょっとテレンスにも挨拶。彼に前回の来日時(1992年)に取材したことあるのだが、しっかりと覚えていた。まあ、明晰な人ではあるんだろーなー。オレだったら絶対忘れている。と、胸を張って言い切れる自分が悲しい。
by eisukesato
| 2002-07-01 00:00
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