
佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中
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2001年10月3日〜31日
31日(水)
T.M.スティーヴンス。チャーリー・ワッツ・テンテット
渋谷・クアトロで、どファンク・メタルの怪傑ベーシスト/シンガーのT.M.スティーヴンスを見る。過去はアル・ピトレリやリッチー・コッツェンなど有名人を率いてのものだったが、今回はここのところレコーディングやライヴを一緒にやっている若手を率いてもの。とくに若そうな二人のギタリストは、ドイツ出身とジャマイカ出身とか。
とにもかくにも、ハートがある、心意気の人。そして笑顔にあふれたステージング。なだけでなく、見るほうにも、とっても笑顔があった公演と言えるんじゃないだろうか。なんか、幸せな気分になれるよナ。
この日はキリン・ラガーが冠についていて、ビールを缶で素直にサーヴ。わーい、と感じるところに、このハコの酒供給の貧困さが表れている(ぼくの知っている、ライヴ会場のなかで一番セコい)。ほんと、なんとかしたほうがいいと思う、西武は。貴社はそんなにプアな企業なんですか?
あったかい気持ちで、南青山・ブルーノート東京に向かい、ジャズで少年時代を過ごしたチャーリー・ワッツのジャズ・プロジェクトを見る。10人編成、まあビッグ・バンドと言ってもいいのかな。ワッツさんには10年近く前にやはりジャズの自己バンドで来日したときインタヴューしているのだが、そのときあまりの精彩のないじじいぶりに困惑したが(話はけっこうしてくれたけど)、なんかそのときより多少若返った印象も持った。多少ハゲ気味白髪、痩身小柄。とにもかくもに、嬉しそうにドラムを叩く。もう、それだけでぼくも笑顔になれた。
バンド構成員は中年~老人、多し。みんなイギリス人だろう。音的にはどってことのないものである。ワッツがいなかったら、見る価値あまりなしと言い切れる……。アレンジは昔からUS3と掛け持ちしているトランペッター(ジェラルド・プレセンサー。バント中一番若い。昔、US3絡みで取材したことがあって、本当はジャズをやりたいけど、英国ではジャズだけでは食っていけないみたいなことを言っていた)と、アルト奏者がやっているようだ。ある曲のなかで、「サティスファクション」のフレイズが折り込まれていた。
29日(月)
南博トリオ
一度見てみたいと思っていたピアニストのトリオを銀座・ソミドホールで見る。生理的にパンクな人の、私なりの考える現代ジャズ・ピアノ・トオリ表現。ほつれ方がある意味、上品。非常にウキウキして聞けた。それから、南の諧謔に富む飄々とした曲間MCには感心。とっても面白い。このまま行けば、今年のMC大賞を彼にあげようか。
実は彼を見る直前にテレンス・トレント・ダービー改め、サナンダ・マトゥリーヤの取材をやったのだが(その変わりようには驚いた。前に取材したのはロンドンで1993年のことだから相当な前になるが、あんなにも快活なナイス・ガイになっていようとは……)、かなり意気投合できた取材となったと自画自賛しちゃったりして、かなり高揚してる神経がトリオ演奏で心地よくほぐれて行きましたとサ。
26日(金)
エリック・トラファズ
フランスで活動するスイス人トランペッターで、電気マイルスに影響を受けたことをやる人とCDを聞いて了解していたが、実演は思っていたほどはマイルスぽくあらず。少し、拍子抜け。多くの曲では中近東ふうの風貌を持つ軽量級ラッパーが英語で加わるが、ウザかった。だったら、まだDJ入れるほうがいいのではないだろうか。キーボードはヘンてこりんな音を時に出す人で、メンバーのなかでは一番興味を持てたかな。お台場・TLGにて。この日はTLGにしては珍しく車で行かなかったので、じゃんじゃん飲んじゃう。うぃっ。途中から覚えてねーぞ。実はかなり上玉のおねえさんからお食事誘われたのがドタキャンになっちゃって(だから、この日ライヴに行けたんだけど)、ちょっと心が荒れていたというのもあったのかなー。まだまだだな、オレも。たはっ。相手をしてくれた、ビブラストーンズでラッパを吹いていた都並さん(話すの2度目。飲むのは初めて)、ごめんなさ~い。
25日(木)
ベイビーフェイス
8月22日にショーケース・ライヴをやっていて、あのときもかなり好印象だったけど、ほんの小手調べだったのね。会場はそのときと同じ渋谷・アックスだったのだが(他の日は、武道館や国際フォーラムA、ゼップ)、全然ステージにいる人数が違うっ。ぼくの勘定が間違いなければ、本人、ギター2(うち、プリンスぽい外見をしているほうはキーボードを弾いたり、サックスを弾いたりも。もう一人はもろにスライ・ストーン)、ベース、ドラム、キーボード3、ホーン3、コーラス4、ダンサー6、多いときには計21人がステージ上にいたのではないか。よくもまあ、連れて来ました。
で、正々堂々のR&Bショウを繰り広げる。ちゃんとした歌と演奏とエンターテインメント精神があふれた……。当然、楽曲も悪くない。後半に他のアーティストに書いた楽曲のメドレーを、男女別に披露。本編最後はクラプトンに書いた「チェンジ・ザ・ワールド」。やっぱ、いい曲。これには平井堅が加わった。
2時間を超えるショウ。ファンじゃない人もきっと納得する質を持っていたと感ずる。なお、10月19日の項で、久しぶりに2バスのドラム・セットを見たと書いたが、この日も2バス。元イエロージャケッツのリッキー・ローソン(ぼくは大昔、西海岸のトニー・トンプソンと呼んでいたことがあった)が叩いていた。
終演後、角川書店の女性編集者と打ち合わせを兼ねて、軽く飲む。この<ライヴ三昧>を読んでいるという。かなりのロック・ファン。なんでも、小野島大のファンなのだとか。良かったスね、小野島さん。
24日(水)
ブランフォード・マルサリス
伝え聞くところによると、長年ジャズ部門のメインのアーティストとして君臨してきたブランフォード兄弟がソニーと切れるらしい。同兄弟というと、お行儀のいい弟のウィントン(2000年3月9日)の存在がまず頭に浮かぶが、ブランフォードも爆発怪人デイヴィッド・S・ウェアを同社に入れちゃうなど、かなりな発言権を持っていたはずであったが……。まあ、彼らがどーなろうとオレの知ったことではないが(どうせ、どこかと契約できるでしょ。あと、二人ともぼくが必要とする決定的な事をやっているわけではないから)、アメリカのソニーはいよいよジャズを切り捨てる方向に向かうのだろうか。まあ、そのうち揺り戻しもあるのだろうけど。
ところで、本嫌いのぼくはいま、珍しく一冊の本を暇をみて読んでいる。「カインド・オブ・ブルーの真実」(アシュリー・カーン著、プロデュース・センター出版局)。どさくさで書評を受けてしまったからなのだが、それはともかくそこには、当時(1950年代中期~)のコロムビアがいかにマイルス・デイヴィスをポピュラー・ミュージックのフォーマットに合わせて売り出そうとしたかということが書いてあって、興味深かった。いつの時代でも変わらないんだナ。アーティストはいつでも、組織の論理に振り回される。しかし、そうであっても、聴き手に伝わる強さもまたアーティストは必要とされる、ということなのか。
南青山・ブルーノート東京。肝心の実演は、ワン・ホーンのカルテット(ピアノのジョーイ・カルデラッツォとドラムスのジェフ・ワッツは、年末同所のマイケル・ブレッカー4にも来日メンバーとして名前を連ねている)による、いかにものジャズらしい、力強いジャズ。けっこう飛ばし気味の。実は、前出の本を読みながら『カインド・オブ・ブルー』を聞き、なんて抑制の図られた墨絵のような異色のジャズなんだろーかと感銘を受けたばかりなので、余計にパワフルにやってんなーという印象を受けた。
19日(金)
ルナサ。スーパー・ファリー・アニマルズ
まず、渋谷・クアトロでルナサを見る。アイリッシュのトラディッショナル系の5人組グループ。ベーシストは元ウォーターボーイズの人だそうだが。なるほど、5人中ふたりはルックスが非常にロックっぽかったりする。
昨年に続く来日とのこと(ぼくは見ていない)だが、演奏が始まって、あれれ。音が小さい。普段アンプリファイドされている音に慣れていているとはいえ、これは小さすぎるのではないか。途中で、近くにいた知り合いに、音が小さいと思わないと問うと、彼も本当にコレでいいのかという気分で聞いていたと言う。
そんなこともあってか、実にあっさりした実演との印象を持つ。曲も短めにまとめるし、いい人なところは伝わってきても、野心的なところはいま一つ伝わってこなかったなー。細かな重なりにきっちり耳を傾けられた人だと別な感想が出てくのかもしれないが。
1部を見て、渋谷・AXに向かい、続いてスーパー・ファリー・アニマルズをアタマから見る。
彼らも過去に2度ぐらいは来てそうだが、ぼくが見るのは今回が初めて。で、英国のめくるめく技ありポップ・グループというイメージがあったんだけど、実演の印象はだいぶ違った。まあ、技アリの部分もあることはあるのだが、なんと説明していいのか。映像を周到に組み合わせたものであり、クラブ・ミュージックへの共感をときに色濃く滲ませたものであり。とにかく一番意外だったのは、なんかすぐにコード進行が透けて見えるような単純な楽曲を屈託なくブチ噛ますという印象が強かったこと。ヘタなのを分かってて、最初からアルバムのりの再現はヤメにしてるのか。変なグループ、という印象はより強まりました。それから、ドラマーは2バス(ベース・ドラムが二つ)。なんか、久しぶりにそーゆーの見たような気がした。
14日(日)
アーシュラ・ラッカー
ザ・ルーツ、バハマディア、ジャマラディーン・タクーマ、キング・ブリッド、4ヒーローらの作品に客演したりもしている、フィラデルフィア出身のスポークン・ワーズをする女性詩人。DJイヴェントのなかの、ゲスト出演。場所は新宿・リキッドルーム。近くの雑居ビルの火災事件が起きたとき(でも、そんなの例のテロでふっとんじゃったなー)リキッドは洒落になんないよなーと思ったが、この日はすいていて、あまり疑問に感じず。
彼女は4ヒーロー(実は、同所の前日はそのディーゴらが出たパーティだった。この日も回す予定になっていたようだが、逃げたみたい)らが係わった初リーダー作『Supa Sista』(!K7) を出したばかりで、そこで係わっていた人達を中心とする、3人のバンドを従えて実演は持たれた。
何言っているか分からなくても、十分に楽しめた実演。それは、彼女じたいが非常に音楽的な人であるのを感じさせたからか。バッキングの人達がなんとも腕とイマジネーションを兼ね備えた人達で、それにもびっくり。なんとなく、アネット・ピーコックの『パーフェクト・リリース』を思いだしたりも。45分の、澄んだステージ。堪能した。
13日(土)
イッツ・ア・ビューティフル・デイ キャンプ・イン・朝霧・ジャム
静岡県富士宮市朝霧アリーナでの2日連ちゃんの、来る人はみんなキャンプしてねというオールナイトでもあるイヴェント。なんでも、フジ・ロックの候補にもなったと言われる場所にての開催。なるほど、メインステージの後方にガーンと富士山が広がる、素晴らしいロケーション。なだけでなく、東京からは中央高速と東名高速、両方からアクセスできるのは便利。ぼくは今回東名経由で行ったが、渋滞がなかったこともあり、きっちり2時間で着いた。
なんだかんだで最寄りの入り口から首都高に入ったのは夕方5時。日が短くなったネ。高速を下りたあたりから、遠くのほうに闇空を照らす何本ものサーチ・ライトの光が見えてワクワク。駐車場は牧場を使っているということだが、糞の臭いがぷーん。駐車場からメイン・ステージまでは徒歩15分ぐらいか。暗くてよく分からないところはあるのだが、途中はキャンプ・スペースになっていて立派なテントがいっぱい。
予想としては、フジ・ロックのフィールド・オブ・ヘヴンをもっとデカくした感じかと予想していたが、まさしくそのとおり。出展している店を含めてそう。
メイン・ステージに着くと、米国ではジャム・バンドとしてそれなりの支持を得ているディスコ・ビスケッツがやっている。インストを中心するバンド。まあ、フィッシュ系列にあるといっていいか。技量はそこそこ。新しい部分はそれほどないが、なるほど野外フェスでは受けそうな音楽性を持つバンドではある。しかし、こういう場に往年のジ・オールマン・ブラザーズが出てきたら衝撃的だろーなーとふと思う。やっぱり、今流通している音楽は進歩していないものも多々、ですね。彼らが終わる時点で、タイムテーブルはすでに1時間ぐらいはずれていたか。まあ、ライヴが終わってからの夜通しのDJタイムの初っぱなに登場する予定だった山塚アイが休場だったりし、時間があいちゃうので伸びるまままかせていたのかもしれない。
続いては、オゾマトリ。昨年のフジ・ロックでは寝坊して見れなかったバンドだが、こんなに素晴らしいライヴ・バンドであったとは! 最初、会場後方の焚き火(火っていいですね。危ない意味ではなく)のところでサンバ風の演奏が始まる。まだ、ステージ上ではマイクのチェックをしていたので、おやおや、どこかの人達がゲリラ的に演奏を始めたのかナよしよしと思ったら、なんトオゾマトリの面々。彼らは、いっつもこういうことするらしい。その後、ステージに上がって延々とパフォーマンス。ラテン+ヒップホップ+その他。ときに、フィッシュボーンぽい部分もあるなと思ったのだが、それは屈託なく生をぶちかます正のパワー/姿勢が1980年代中期~後期のフィッシュボーンと重なる部分があるからだと感じた。そのことを翌日のインタヴューの際にメンバーへ伝えたら、実は一番共感を持てるバンドの一つがフィッシュボーンであるのだとか。「俺たち、彼らが世界で1番売れるバンドじゃなきゃいけないと思う」なんてことも言っていた。おおっ。とにかく、すごく気持ちのこもったショウを展開する。興奮した。彼らは来年3月に、単独で来日するという。見て損はなし。それから、彼らの新作『エンブレイス・ザ・カオス』はアルモ・サウンドからインタースコープに移ってのものになるが、それは本人たちが望んだことではなく彼らの知らないところで決まっての移籍であるという。新作にはインタースコープとともに、なぜかアルモ・サウンズのロゴも仲良く入っているが、「アルモ・サウンズが俺たちのことを売ったんだ!」
その後は、やはりジャム・バンドと言われることの多い(インタヴューしたら、それはいやなんですうと言っていた)、ギャラクティック。彼らを見るのは3度目(過去は2000年の、8月13日と12月7日)、これまでで、一番ニューオーリンズのセカンド・ラインに頼らない実演だったと言えるか。彼らは今後、アルバムにおいてはもっとスタジオ・テクノロジーを活用した凝ったものを目指すとことになると言明している。それから、ラシッド・ターの新作に参加していた彼ら(でも、音を聞くとまったく必然性のないものになっている)だが、なんでもターがニューオリンズに来て、セッションしていったのだとか。でも、持ちかえって仕上がったものはあんなふうになってて、オヤオヤというのが真相らしい。メンバーたちに終演後ちらりと会ったら、自分たちのことそっちのけで、オゾマトリって最高だよなーと賞賛しまくる。いい人達。ドラマーのスタントン・ムーアは業界の人気者、ヴァーヴからなんでもアリのソロを近く出す。
ギャラクティックが終わったのは12時ぐらいだったか。その後もDJの出し物は続いたはずだが。1時半ぐらいに会場をあとにする。もう一つの会場(と言っていいのか)アース・ダンス・ステージと言うのをも少し覗いたが、テントや出店のなかに小さなDJテントがあるだけ。人もほとんどいないし、あれはなんだったのだろう。
そんなに人を集めない(1万人がいいところか)のなら、かなりいい会場ではないか。今回はちょっと入りが悪くて寂しかったが、トイレを並ばず使えるのは良い。あと、10月中旬という時期はどうか。大袈裟かと思いつつすごい重装備なコート(真冬のニューヨークで買ったもので、去年は東京で一度も着なかった)を持っていったが、それ正解だったもの。これで悪天候だったら苦行いがいの何物でもないだろう。だけど、この日は神様もほほえんでくれたね。でも、あと3週間は早いほうがより快適だろうなー。
ともあれ、なんかいいなと思わされたイヴェント。暗くなってから行っているので、よく分からない部分もあるのだが、けっこう去年言った米国のバーク・フェス(2000年8月11日~13日)と重なりあう感じもある。外国人も比率的には高かったか。のんびり、気持ち良く寛げる。アウトドアな友達とともに、ちゃんと楽しみたいゾと思った。来年もやってほしい。
9日(火)
カルロス・ヌニェス
場所は、お台場・TLG。1999年12月19日で触れているチーフタンズとの絡みで広く知られるようになった、スペインのケルト文化圏であるガリシアが生んだバグ・パイプ/縦笛奏者を見る。なるほど、そのときの文章を参照すると、バンドの編成は同じだが、今回は歌と踊りの女性は連れてきていないのね。細かいことは全部忘れているー、もう。その代わりではないだろうが、チーフタンズ(2000年5月20日)のときにもゲスト入りしていてなかなかの味を放出した元ネーネーズの古謝美佐子がゲストで加わった。
ヌニョス登場前に、古謝は旦那さんでもあるそうなキーボード奏者を従えて、三線を弾きながら歌う。ちょっと工夫のないキーボード音に興ざめ。この前のエスマ(9月21日)やラシッド・ター(10月3日。そこで触れていないが、彼のバンドもまたベースレスの編成で、キーボード奏者がいろいろな音を出してバンド・サウンドに奥行きを与えていた)でのエスニックであることと今であることを両立しようするキーボードの音に触れてしまうと、もはやなんとも……。
主役のヌニェスは誠意を持って音楽にあたる。でも、いい人すぎて、なんだかなと意地悪く感じてしまう部分も、ぼくにはあり。フィドルのおねえさんは間近に会ってみたいなと思わせるもんありましたけど。歌も良かったしね。
6日(土)
横浜ジャズ・プロムナード
すでに今年で9回目を迎える、横浜を舞台とするジャズ・フェスティヴァル。
桜木町から石川町にかけての地域の建造物、ジャズ喫茶などがライヴ会場。ほんとうに、いろんなところで出し物が催されている。入場券がわりのバッヂを購入(4000円)した人は、どこにでも出入りできるが、おそらく合理的に回っても、プロが出るプログラムの十分の一も見ることはできないのではないか。フェスにはジャズ研の学生とかアマチャーの出し物も多数、あちこち街頭で演奏している。その様子は規模は小さいながら、NYのミュージック・マラソンを思い出させる感じもあり。あちらは業界関係者を主に相手する大イヴェントだったが、こっちは一般の人が対象。どちらが健全かと言えば、こちらだろう。
この日は、イタリアのジャズ・マンを多数呼んでいる日。ぼくはイタリアン・インスタービル・オーケストラ(関内大ホール)やピノ・ミナスラ・スド・アンサンブル(開港記念会館)などを見たが、両者ともアヴァンギャルドさと屈託のない快活さを合わせ持つ大所帯表現で、十分にロック・リスナーも楽しめるものではなかったか。翌日は、笑っちゃうぐらいのハンコック/ヘッドハンターズ狂のキーボード奏者ニコライ・ベンソンもいるデンマーク放送ジャズ・オーケストラらデンマークの人がいろいろ出るほか、渋さ知らズオーケラスラ関連者総決起集会的マラソン・セッションや渋谷毅がまる1日すべてを取り仕切るハコがあったりとより魅力的なプログラムが組まれている。夏場を中心に各地でジャズ・フェスはいろいろと企画されているが、それらと一味も二味も異なるブッキングは本当にお見事。その設定の素晴らしさも含め、ほんとうに推すに足るイヴェントてある痛感。横浜って、いいね。
10周年記念となる次回はワールドカップ開催で盛り上りまくっている5月(ちくしょう。チケット当たらなかった。悔しいので、海外逃亡するゾ)に行われる予定のよう。みなさんも、いかが。
4日(木)
レディオヘッド
横浜アリーナ。日本ツアーの最終日となる。前回の来日時、最終日だけ古い曲を多めにやってファンを喜ばせたそうだが、この日も1作目の曲をやったりして、他の日よりほんの少し古い曲が多かったそうな。
な~んてことは、ぼくにとってはどーでも良かったんですけどね。『キッドA』以降の生理的に解体された“響きの曲”をどう開かれた場で繙くかということ、それがぼくの最大の興味であった。
結論から言うと、本当にうまくバンドでやっていたよなー。基本的に5人が出す音だけで勝負していたが(そう、彼はまっとうなバンドだった!)、全然違和感なかった。元の楽曲の素性がちゃんとしているからなんだろーな。トム・ヨークの歌もいいし、もう望外の実演であると感じた。
アンコールの最後にニール・ヤングの「シナモン・ガール」を短めにスパっとやったりもし、これは最終日だけとか。なんか、俺たちが求めているものはいろいろ言われているけど、人間的な歌なんだよと言っているようでもあり、妙に嬉しくなっちゃたなー。
3日(水)
ラシッド・ター
大昔はカルト・ド・セジュールというロック・バンドを率いていた、アラブ系フランス人シンガーを渋谷・クアトロで見る。いや、かなり良かったんじゃないでしょうか。がらっぱちで、結構ロックぽくもあり、一方で乱暴なエスノ風味混入も求められるのだが、ぐいのりなヴァイタリティや伊達オトコ感覚があって。歌もそんなにうまくないが、なんかコレデイイノダという味を持つ。浮かれました。
by eisukesato
| 2001-10-01 00:00
| 音楽
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