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2001年3月1日〜30日
30日(金)
こだま和文
この日はセ・リーグの開幕の日。去年みたいなソーゼツな開幕セレモニー(3月31日の項、参照)を期待して、夕方TVの前に陣取ったが肩透かし。ちぇ。しかし、東京ジャイアンツを無理に、ドラマチックに持ち上げようとする日テレのスポーツ実況は本当に酷い。当事者たち、やってて情けなくならないのかな?
……ところで、あんまし音楽に詳しくないという人に、このコーナー見たけど、何書いてあるか分からないと言われた。しくしく。なんか、意外にダメージありでシュンとなった。確かに、このコーナー始めたころはそのアーティストの説明なり、乱暴なぼくのアーティスト観のようなものを、ほんの少しでもいいから、なるべく記すようにしていたような気もするのだが(でも、それをするのって意外にやっかい。面倒っちい)。どーだったけな?
このコーナーを始めたときに思ったのは、コンサートに行けなかったけどどんな公演だったのかなと思う人にこれを見てもらえば多少は分かってもらえるようなものになればいいナということ。といいつつ、当然のことながら客観的な書き方をしようとは全然思わなかったけど。それから、流しまくりの原稿とはいえプロとして、その該当アーティストのことを知らない人が読んでも、なんとなくクスっとしてもらえるようなもの、なんらかでひっかかる文章にしようということだったのだが。達成されてねーか。うーむ。
ねね、オレって真面目でしょ。
元ミュート・ビート、日本のダブ界の重鎮であるこだま和文は飄々と我が道を行く人のようにも思っていたが、MCとか聞いているといろいろと受け手のこととか考えているところはあるのかな。ま、なんにせよ、強い自分と裏返しの謙虚さを持つ人ではありますよね。
基本的にはDJ音だかDAT音だかよく知らないが、その音に合わせて(もちろん、ダブ処理ありネ)トランペットを淡々と吹くというもの。はっきり言ってしまえば、彼の作るメロディはけっこう平板なものだったりするし、トランペットだって技術的にはどうってことない。だが、その総体としてはなんとも味があるし、素敵を感じさせるものになっている。身体が気持ちよく揺れる。なんでも今ECDがお気に入りだそうで、ラップをしたりもした。それ、阿部英の無罪判決のことを題材にしていた。こだまはKTUというユニット(こだまとリトル・テンポの土生剛とドライ&ヘヴィ後見人の内田直之)のアルバムを出したばかりだが、2曲ではその二人が加わりセッションもした。それから、ステージ上の人の少なさを補う(?)ように、映像面で配慮もなされていたが、モニターが低い位置にあるためあまり見えず、効果はそれほどなし。
会場の渋谷クアトロは相当な込み具合。若いファンもけっこうついていて、感心する。なんか、粋の軽いアイコンみたいになっているところもあるのかな。人徳ですね。
25日(日)
オマー
なんと、オマー。あの10年前、英国ソウルのみならず、現代ソウルを背負うとまで言われたキラキラ輝いていた才人である。トーキング・ラウドに在籍した後、アメリカのRCAと契約してLAに住み(アパート代や生活費は全部RCAが出してくれたそうな)、現在はまたロンドンに戻り、フランスのエピック傘下レーベルと契約し、無理なく新規まき直ししようとしている人。
場所は西麻布のイエロー。今回は一般公演ではなく、FM番組の公録のためだけの来日ライヴ。ではあったのだが、二管を含むフルなバンド(全部で11人)での実演だった。全13曲、1時間を超える熱演。過去の公演と基本的には変わらず。つまり、見るにたるパフォーマンスで、ぼくはとっても満足。過去公演との一番の違いをは、声が前よりも出るようになっていて、よりソウルフルに感じさせるところでした。
24日(土)
大熊亘シカラムータ
お台場・TLGで。やっぱ、土曜のお台場ってヤ。駐車場に入るときも出るときも、待たされる。使えねえ。
チューバ、ヴァオリン、チェロ、ギター、ドラムス、そしてクラリネット(大熊、ソウル・フラワー・ユニオンにも係わっている)という変則編成で、同時代の自分でしかないインスト表現を求めている人物のグループ。でも、途中から見たファースト・セットは理由は知らないけど、ちょっと肩透かしと感じた。やっている曲の好みとかもあったかな? 前に彼らを見たのは三年近く前だったと記憶するが、そのときのダイナミックな迸りとのギャップを感じてしまった。ドラムスは変わったばかりということだが、それは多少関係したのか。それと、前のときよりギターの存在が後退しているように思われたが。
だが、二部はかなりひきこまれた。いろいろな知識や気持ちが渦のように舞う。最後には彼らの栄養の一つ、ちんどんの本職の人達も登場。知性と肉体性のバランス良好なり。大熊亘って顔は貧乏くさいけど、クールなミュージシャンシップを持つ人、ようは信頼できる人だと再確認。大熊はジャズをやってるつもりはないかもしれないが、やはり相当重要な今の日本のそちらの担い手でもあると思った。
ところで、この日飲めないので(酔っぱらい運転やってないんスよ)、いろいろ食い物頼んじゃったりして。シーザー・サラダはここも偽物。東京でまっとうなシーザー・サラダをぼくは食べたことがない。けっこう、ちゃんとしたものをサーヴする店でもことシーザー・サラダにかぎってはダメ。だれか、ちゃんとシーザー・サラダを出す店、知りませんか。
22日(木)
アラブ・ストラップ
自堕落な歌をグダグダと垂れ流す。だが、そのグラスゴー産のグダグダになんかぼくはえも言われぬものを感じてしまったりもするのだよなあ。だから、唐突に(?)彼がやってくると知りぼくの期待は膨らんだのであるが、こんなに良いとは。現在のところ今年はマーク・リーボウと並んで一番気に入ったライヴ。いや、もしかするとリーボウ以上かも。いや、そうだと思う。そうに違いない。
ステージ上には5人(つまり、サポートは3人か)がいたが、まずそのバンド・サウンドにびっくり。非常に深みがあり、現代感覚も持つ音を出している。ずばり、アルバム以上と言いたくなるほどに。技術的にも、感覚的にも文句なしで、ぼくはショックを受けた。
そして、ヴォーカルがまた深みのある声で、しみ入る。これももしかするとレコード以上? 本当に良い。ぼくは、これぞ人の歌、人間の声なんだと感激しながら聞いていた。爛れたエロを悪趣味に物憂げに歌う彼、どんな醜くくも変態ルックスを持つ人なのかと思えば、なんと意外に丹精。ロウエル・ジョージをもうすこし痩せさせて、知的な感じにしたような風貌の持ち主で、その意外性にも意外にしびれた。
とかなんとか、なにから何まで、うなずきっぱなし。もうしっかりと音の行方を見定め、あっち側の世界を見事に浮上させていく。結果、これぞロックという表現回路を通っての崇高な創作行為だァって思わせられることしきり。
会場は渋谷の屋根裏。しかし、こんな素晴らしい人達が、こんな小さな場所で見れるとは。なんか、それにならえば、俺は月収2,336 円ぐらいしかなくてもしゃーねーかと少し思ったりもした。実際はヤダけど。でも、生理的にはそう思わないと、折り合いがつかないような秀でたパフォーマンス。ああ、ロックっていいナ、そう実感し幸せになれた晩でした。
19日(月)
アジコ。ヴィクター・デイヴィーズ
赤坂ブリッツでアジコ。アジコって、一度見たかった。ベースのおねえさんを見たくて。なるほど、入社当初は不倫に走ったこともあったけど今では分別もついててきぱき仕事をこなす性格良好の綺麗なおねえさんOLてなルックスと演奏や風情とかのギャップは嬉しくなるなあ。もう最初から、弓弾きしたりして、大活躍。もう少し、アップライト・ベース的な質感を持つ音を採用していたら、もっと良かったのにねえ。
なるほど、バンドでした。業の深いスター・ミュージシャンの重なりを核に置いてかの。ところで、売っていたTシャツが5千円でビックリ。今って、そんなに高いの? 8000円と9000円のバッグも売ってたりしたしなあ。御布施、という言葉が思い浮かぶ。
そして、深夜に渋谷のクラブエイジアに行って、英国人シンガー・ソングライターのヴィクター・デイヴィーズのステージを見る。フリーダム・トライヴ2001(だったっけか?)というイヴェントのゲスト出演。一応カラードのようだが、LSKなんかと比べるとずっと白っぽい。なるほど、広がりある曲調と、透明感のなかからうっすらとわき出る悲しみのような部分がいいんじゃないかと思わせる人でした。約30分の実演。
18日(日)
J・ブラックフット
元ソウル・チルドレンのJ・ブラックフットの10年強ぶりの来日公演、六本木のスイートベイジル139 にて。
ここに告白します。実は、ぼくのこれまでの人生のなかでライヴを見て一番興奮というか、トランス状態に近い感じになっちゃったのが、J・ブラックフットの1989年来日公演(渋谷クアトロで見た)だったりするのだ。いやあ、あんときゃ感激しまくって、卓やってた人に握手もと求めちゃったりしたからなあ。そんなことしたの、あんときだけしかないもん。なんだかんだいっても、まずロック好きゆえロックの公演が<印象深い公演ベスト1>として出てきてもなんらおかしくなさそうなんだけど(見ている数もダントツに多い)、まず出てくるのはJさんなんだなー。
まあ、あんときはいろいろな偶然が重なったんだろうし、今回はあのときの半分の感激もなかったが、やっぱりニッコリ見れちゃったな。サム&デイヴ(最近日本発売されたDVD『リメンバリング・オーティス/オーティス・レディング』に収録された2曲ぶんの彼らのパフォーマンスは凄い!)の「ソウル・マン」や「ホールド・オン」、ウィルソン・ピケットの「ミッドナイト・アワー」などスタックス/ヴォルトの名曲を屈託なく歌うなど、かなり往年の財産にのっかったパフォーマンスを彼はした。ようは、当然のことながら、今のサザン・ソウルのあり方を示すなんてことはこれっぽちもなかったわけだが。
ギター、ベース、ドラム、キーボード、男女のバックグラウンド・シンガー、そして曲によってはソウル・チルドレン時代の仲間、ノーマン・ウェストが横に立つ。二人で歌うのを映させるためにサム&デイヴ曲をやったという面もあったのかな。
そういえば、O.V.ライトの熱唱でまず知られる「ラヴ・アンド・ハッピネス」も歌った。俺も合わせてテキトーにがなった。もう20年ぐらいは前に、O.V.ライトを最前列の真ん中で見た事あったんだよなー。久保講堂だったけか。イヴェンターは確かトムズ・キャビンで、その前にオーティス・クレイとか呼んでいて、そのときクレイは最前列の客に歌わせたりしていて、オレらもマイクを突き出されたりしたらどーしようなんてちょっとビビって会場に行ったっけ。とんでもなくいい席を取ってくれた松永くん元気かなあ。そしたら、やたら痩せこけ、目だけがギョロリ(シャウトするときは白目になる)としていたO.V.がいて、なんかマイクを客席に差し出すてな感じは全然なかったのだった。確か、彼はその後しばらくして亡くなってしまった……。そんなことも思い出したりもした。
そして、終盤、彼がソロになってからの最大の当たり曲にして、80年代南部バラードの超傑作「タクシー」を歌う。ブライアン・フェリーがカヴァーしたりもしているその曲、本当にどうしようもなくいい曲。そういえばR&B好きのフェリーは息子にオーティスと名付けたんだよね。ああ、R&Bって……。
12日(月)
コートニー・パイン・グループ・フィーチャリング・リンデン・デイヴィッド・ホール
南青山のブルーノート東京、そのセカンド・ショウ。ブルーノートという箱があるおかげで、この人も年一ペースで毎年やってきますね。
去年の(5月30日)より、いいんじゃないかと思えた。その理由として、「俺のことをもうジャズ・マンと思わないで、サックスを吹くレゲエ・ミュージシャンだと思ってくれ」という彼の発言もあり、どこかでぼくがマジなジャズとして彼を聞くことを諦めているところがあるかもしれないが。ちゃらいんだけど、なんかそれはそれでストレートで、気持ちが伝わってくるところがあった。と、思っていたら、ありゃ過去ずっと同行させていたDJを今回は連れてきていなくて、通常楽器奏者だけの演奏で通していた。それが、いい方に働いていたのは間違いなく、やっぱりターンテーブルの無理のない効果的な使い方は難しいんだナと思わされた。
コートニーは相変わらず、途中から立てと執拗に客に働きかける。同じことを控えめなソウライヴの面々がやっていたら、客は全員床から30センチ浮いたに違いない。
実は今回のぼくの一番の目的はコートニーではなく、ゲスト・シンガーとして同行したリンデン・デイヴィッド・ホールにあった。
で、結果から言うと、とんでもなく素晴らしかった。まず途中で出てきて、生ギターを弾きながらしっとり自作を1曲歌う。うわあ、瑞々しくもソウルフル。すぐ近くで聞けたせいもあるだろうが、前にライヴを見たとき(1999年7月31日)以上に感激。そして彼は後半にもう1曲やって、そちらは完全にバンドに同化して、スキャットを聞かせたりもする。彼、けっこうジャズ好きでもあるから、全然問題はない。
英国最高峰のシンガー、いやまったくもって。見た人、すべてがヤラれただろうリンデンの実演。ソウルの精髄をちゃんと知っての得難い味、じわじわ。それを聞けば英国のディアンジェロとは誰も言いたがらないだろうとも痛感。2曲だけでも、お金が取れた。とはいえ、そんな人に2曲しか歌わせないのは犯罪だともぼくは感じてしまったが。コートニーのバカっ。ぜひ、リンデン単独のステージを!
11日(日)
マリリン・マンソン
有楽町・東京フォーラムのホールA。な~んだ。もっと、主役に合わせて滑稽な恰好やメイクの人達がいっぱい集まるのかと思ったら、そうではない。ちぇっ。前に来たとき見ていないので、彼らを見るのは今回が初めてとなる。だから、過去公演との比較は書けないが、でもファンではなくても楽しめる完成度の高いパフォーマンスだったのは間違いない。いろいろと、笑わせてもらった。音もけっこう広がりがあって、イヤにならずに聞けました。
30分たっぷり遅れてのスタート、それまでずっとザ・ビートルズの『ホワイト・アルバム』がかかっている。久しぶりに聞いて和む。その「レヴォルーションNo.9」のところから、本編に入ればかっこ良かったのに。
とにかく、見せますね。あの半ケツ出したような恰好からしてお笑い以外の何物でもないし、おどろおどろしいというよかりは、健全なエンターテインメント精神というか、企業努力というか、そういうのをきっちりやっているなあと感じさせる。見ながら、俺が子供のころで言うと、アリス・クーパーかなあ、と思う。彼はクールな人ではあったよね。実際のところは知らないが、とりえあず彼らも横から客観視しているクールネスがまたあるような……。それとも、本当になりきってやってんの? だったら、あまりに危険な香りがないと言わざるを得ないとも思う。娯楽性の部分で、先のラムシュタインとも重なる部分はあり。日本で近い人を見つけるならギターウルフかなあ、なんて。
「バーニング・フラッグ」という曲では焦げたアメリカ国旗が背景にでっかく映し出される。スライ&ザ・ファミリー・ストーンの『暴動』のジャケを思い出した人も少しはいたでしょう。
10日(土)
オーロウ
青山・カイ。先に、ROVO構成員他4人によるセッション。もろにROVOな局面もあり。もっと、破綻したことを期待したのだが。
続いて、インディアナ州出身の5人組オーロウ。見た目、けっこう若いですね。なるほど、ぽいフレイズを淡々と重ね奥行きを出していったりし、シカゴ音響派ともけっこう重なりあう音を聞かかせる。ただ、シカゴの連中より、しっかり音を聞かせるぞという気概があるのかどーかは知らぬが、音にしっかり芯があるというか、きっちり耳に入ってくるナと感じさせる部分がある。いつもその手の人達の公演もカイで開かれているが、この日はそのときの半分の入りで、余計なことに煩わされずに、余裕を持って見ることができて、それゆえ音がちゃんと入ってきたからかもしれないが。でも、この箱だと、このぐらいの込み具合がちょうどいいナ。ステージ後方にはイメージ映像も映し出された。表参道駅構内の映像もあったが、臨機応変に撮ったばかりの絵も使っているのだろう。
表現のパターンをそれほど持っているわけではないが、存在意義は感じさせた。招待状の文面にはいろいろとジャズにも影響を受けているとも書いてあったが(まあ、多少は受けてはいるだろうけど)、今様なジャジー展開というよりは、プログレッシヴ・ロック的展開といったほうがぼくはしっくり来る。
5日(月)
映画『リムジン・ドライヴ』
山本政志監督の『リムジン・ドライヴ』を京橋・メシディアボックス試写室で見る。なんとオールNYロケ作品。なんでも文化庁をだまして派遣員として1年間NYに住んでいたそうで、そのときに溜めたものを出したもののよう。知り合いのミュージシャンでも同様に文化庁のお金で向こうに住んだ人がいるし、オレもなんとかならないかな~。TOTOに当たるよりは、確率は高いような気もするが。
日本人、アフリカ系米国人、パキスタン人、ヴェトナム系米国人などいろんな人が出てくる、逆に言うと白人はほとんど出てこないし、まったく重要な役柄が与えられていない映画だ。元ファンカーでいまリムジン・ドラヴイヴァーをやっているという設定の主役は、T.M.スティーヴンス。彼は音楽も担当しており、サントラも出る。そのT.M.、どうしようもない怪傑好漢野郎だが、はまり役。だが、本当はブーツィ・コリンズがその役をやるはずだったと資料に書いてあった。コギャルの扱い、うまい。5月末から、池袋、渋谷、横浜などで公開予定。
2日(金)
ソウライヴ
なんと、二日続けて、ブルーノート東京でソウライヴ。本当は行く予定ではなかったんごけど、いろいろあって見た。この日はセカンド・ショウ。昨日より奔放、ずっと良かった。あ、オルガンのベースの音も昨日よりはずっと出ていた。もっと出てもいいと、ぼくは感じたけど。客のノリも昨日より格段に熱狂的。曲目も少し違い、同じ曲でもかなり展開を変えていて、頷く。昨日よりいいじゃんと伝えると、頷きつついつも(ファーストより)セカンド・セットのほうがいいんだよネとメンバー。楽屋では、ピート・ロックのミックス盤がかかっていた。昨年会ったときも本当にいい奴らだなあと思ったが、ほんとナイス・ガイの3人。終演後、サイン会をやってました。
1日(木)
ソウライヴ
話題のオルガン・トリオ。南青山・ブルーノート東京、ファースト・ショウを見る。大入り。ブルーノートの移籍作は曲によってはピアノを使っていたりしていたが、生ではハモンド一本に絞っている。
きっちりとスーツを来ての登場。ドラムとオルガンは兄弟だが、兄貴のほうはスキン・ヘッドをやめ、弟のほうは弟のほうで短いアフロみたいな髪型をやめ、似たような感じの短髪。すると、似ている度合いが増す。やっぱ、兄弟なんですね。当たり前だが。
やっぱ、非常に分かりやすい、ファンキー・インスト表現。それにつきる。人気が出て、当然とも感じる。ただ、オルガンの音、小さいナという印象も。それとともに、かつて見たとき(2000年8月12日)そのリアルなベース音に驚いたが、この日は全然出ておらず。その分、前よりもギターの存在が出ていると感じさせられるところもあった。やっぱ、このバンド、年長者でMCも努めるドラマーの持ち味が鍵かな。オルガンとベースは局面によってはかなりジャズとしてオーソドックスな演奏を聞かせたりもするのだが、このドラムの兄ちゃんだけは、ロックぽいという形容もありのタイトなドラムに終始する。だからこそ、今のりのオルガン・トリオという印象がモワモワ出てているところがあるはず。
by eisukesato
| 2001-03-01 00:00
| 音楽
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