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映画「ハウス・イン・ザ・フィールズ」
アップリンク渋谷で、モロッコ/カタール2017年映画の試写を見る。監督はモロッコ人の母親とイラク人の父親を持つ、タラ・ハディド。ロンドンに生まれ、米国の大学で映画を学び、1996年から映画を本作以前に5本発表。写真家としても、活動しているようだ。ちなみに、彼女の叔母は世界的な建築家であるバグダッド生まれのザハ・ハディッド(1950〜2016年)だそう。東京オリンピックの新国立競技場デザインのイザコザでも知られる彼女はお金持ちの家庭に生まれ、英国やスイスの寄宿舎学校に通っていますね。
映画は、イスラム教の北アフリカの国であるモロッコのアトラス山脈の自然のある高地の村に暮らす家族を扱うドキュメンタリーだ。西欧環境で育ったタラ・ハディドがいかにして、まあ辺境と言えなくもない土地とつながりを得たかは示されていないが、彼女はのべ7年現地に足を運び、生活をともにしたそう。その事実は、対象者の自然な振る舞いにも表れているだろう。
山間部で質素な暮らし(水〜綺麗だ〜は近所にくみにいくようだが、住居はしっかりしていて、電気は通っているようでTVや冷蔵庫などもある)をするアマジグ族の10代のとても仲がいい姉妹とその家族に焦点を合わせる。ぼくは周辺のコミュニティ全体を撮影し、山間部アマジグ族の今の生活を語るのかと思っていたので、その設定は予想外だった。
冬(かなり気候は厳しいよう。冬は寒くて学校に行けない、という発言もあり)、春、夏のパートに分けて、一応時系列で映画は進む。対象家族の境遇や日々の所作、会話、周りの自然の様などがゆったりと組み合わされる。メインの出演者となる妹は将来弁護士になることを夢み、19歳の姉は学校を辞めて隣村の男性(一切、映画には登場しない)との結婚が決まり、結婚したらモロッコ一番の大都市カサブランカに引っ越すことになっている。結婚には不安を持っているが決まりだから仕方がない、と姉は言う。父親はかつての統治国であるフランスに出稼ぎに出ていたことがあり、弟はお金をかせぐために将来はカサブランカに出て結婚もし、都会と村を行き来したいと語る。
見ていた当初はストーリーを持つ家族を見つけ、その信頼を受けて撮りためた日々の映像を自然につないでいる作品なのかと思った。だが、途中からかなり技ありで、映像や会話や自然の音をなどを周到に交錯させるスタイルを取っているなと思い始める。母親と父親がお互いのことを口ずさむ歌を交換し合う場面があり、それはとてもいいシーンであるとも思えたのだが、もしかしてそれは別々に撮影したものをうまく繋いだものなのではないか。ときに妹のモノローグが使われる場面もある。そうした技を意識すると、ここはマテリアルがいかように応用されているのかとかと考えてしまい、ぼくは少し落ち着かなくなった。
終盤の姉の結婚式(の前夜?)の祝祭シーンは、きらびやかに着飾った村の人たちが大勢集まり歌う様を撮っていて、なかなかに圧巻だ。一部は木製の笛のような音が入れられるが、基本挿入音楽はなしで、撮影中に拾ったものだけで音群は構成される。始まりと終わりは、バチで弾く3弦の民族楽器を弾くおじさんのシーンが使われる。
まだ古い習慣も残る家族の暮らしや話からモロッコの都市部と田舎の生活の乖離や、変わりつつある女性の境遇や意識などが、浮かび上がるとも言えるか。なら、姉が住むようになるカサブランカの都市部の姿も最後にちらりインサートしたほうが、山間部の人々の暮らしが鮮やかに浮き上がるのではないかとも感じた。しかし、これはハディド監督の3部作の1作目で、続くものにはカサブランカを扱ったりもするようだ。
▶︎過去の、スペイン領モロッコ
https://43142.diarynote.jp/200811062252544168/
▶過去の、︎モロッコのアトラス山脈で撮影された映画
https://43142.diarynote.jp/201503181120014174/
<今日の、言葉>
用いられる言葉は、もちろんアマジグ語。この映画の原題は「TIGMI N IGREN」とことだが、それはアマジグ語をアルファベット表記に移したものだろう。だって、エンドロールにはアマジグ語のクレジットが流されるのだが、それは全然異なる文字キャラクターが使われていたから。○△□のような造形をアトラクティヴに組み合わせたその表記は可愛らしいというか、相当にポップ。そのあり方には驚く。ベルベル語の文字キャラクターを知ったときにも驚いたが、今っぽくもあるアマジグ語の表記はもうすごい! この映画は4月初旬から公開される。
