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佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中


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ヴァン・ダイク・パークス

 ワーナー・ブラザーズの大人志向のロック・アルバムの制作に同社社員(1960年代後半〜?)として関わるとともに、視点とひねりが効いた洒脱作品を悠然とリリースしてきている人物。ロック時代の“米国趣味の音楽”の権化のような人、という言い方もぼくはしたくなる。彼は年があけて、70歳になった。

 米国西海岸の滋味ありドラマーのドン・へフィントン(1970年代後半から、エミール・ハリス他のセッション活動を開始、1980年代半ばにはボブ・ディランにも重用された)以外は、日本で調達された奏者がサポート。ベースの鈴木正人(2011年5月22日、他)、チェロの徳澤青弦、ハープの彩愛玲という面々。そんな事実に顕われているように、普段はバンドを持たず、そんなにライヴ・パフォーマンスもやっていないのかもしれない(HPも持たないようであるし)が、送り出された音楽は極上。なんら疑問なく、夢心地になれた。1日のリハで公演にのぞんだらしいが、決して簡単ではないアンサンブルを日本人奏者はちゃんとこなしていたよなあ。パークスのピアノ演奏はアンサンブルを土台的演奏で導くというよりは、アンサンブルの隙間をひらひらと舞って行く感じもあり、ありそうであまりない聞き口にけっこう魅了される。また、歌も瀟洒ながら艶や声量があることもあり、聞く者のなかにちゃんと入ってくる。

 そんな総体が描くのは、あまりに優美で、しなやかな、アメリカン・ミュージック。御大は南部ミシシッピ州の生まれであることをMCで強調していたが、米国南部を鍵とする音楽的財産や興味を、誰でもない自分の流儀で、時空や音楽様式を超え、優雅な都会派アダルト表現として出しているのだと感じずにはいられず。なんかショウに接していて、映画「フォレスト・ガンプ」とか「ドライヴィングMissデイジー」なんかに出てくるような、南部の建築様式を持つ邸宅でくつろいでいる思いを得たりもした。1800年代の曲も複数やったはずだが、往年に見せたカリプソ趣味はこの編成でもあるし、出すことはなかった。

 アンコールはまずピアノの弾き語り。1968年ファースト作に入っていた自作曲? そして、他の奏者とともに細野晴臣(2012年9月5日、他)が出て来て、細野はギターを弾きながら「ホンコン・ブルース」など2曲を歌う。そして、締めはパークスが1972年ソロ作でも取り上げていたリトル・フィートの「セイリン・シューズ」で、彼が歌う。とうぜん、アルバムのときのアレンジとは大きく異なり、“レディ・イン・ア・ターバン、コカイン・トゥリー”というラリった歌詞で、あぁこの曲なのと気付く。六本木・ビルボード東京、ファースト・ショウ。このあと流れた店で、セカンド・ショウに行く前の知人たちや、ぼくと同じ会を見た夫婦たちと会う。たはは、寒いし、近くで飲食したくはなるよな〜。

 ところで、細野晴臣もMCで同様のことを指摘していたが、パークスはガーシュインとかフォスターとか米国ポピュラー音楽の大作家の系譜に入るような人だとも、その妙味に触れると感じる。そして、同様のことを1990年代のアルバムやライヴでぼくに感じさせてくれたジョン・サイモン(1999年4月21日)のことが、ふと頭をかすめる。同年代(サイモンのほうが2歳上)であり、個人アーティストであるとともに秀でた制作者/サウンド統括者であるなど、サイモンのほうがより米国ルーツ・ミュージックに根ざしている部分があるものの、何かと両者は重なる部分があるだろう。パークスは西で、サイモンは東。近年、あまりサイモンの話題を耳にしないが、健康なのかな。また、ライヴを見て、えも言われぬキブンを得たい。

<今日の、プロフェッショナル>
 1曲終わったときだったか、2階の正面に座っている人を指差し、パークスはまくしたてる。どうやら動画を撮られているのに気付き、なじったようだが、そのマジな怒り様に場内はけっこう凍る。わー。フェアじゃねえとも言っていたが、それが後でユー・チューブにアップされたりするのがどうにも我慢できなかったよう。自分の年齢まで出して、不快の念を出していた。だが……その後、客が退き気味のなか、彼は再びおっとり、ときにお茶目に、優雅な音楽を十全に奏でる。それに接し、一時の感情でブチかましたというよりは、強いプロとしての矜持を下敷きにする、パークスのなかでは理知整然とした所作であったのダと了解しました……。

by eisukesato | 2013-01-29 12:34 | 音楽