
佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中
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ジェイムズ・チャンス&ザ・コントーションズ、フリクション、SADY &MADY
雨天、ここのところ、まあ涼しい。恵比寿・リキッドルーム。会場入りすると、SADY & MADYというユニットがやっている。ギターを持っている二人がそのメンバーなのか、さらに二人のドラムや効果音担当者がステージ上にいる。そんな編成による実演はかなり開放系のものに聞こえた。感想を書けるほど触れることはできなかったが、悪い印象はない。
続いて、近く各所のライヴで収録されたプロダクツをまとめた2枚組(音質は良くないが、いろいろ興味深い)をリリースするフリクション(2008年5月21日、他)が登場する。もちろん、レックと中村達也の二人による。きっちり、剛性感の高い演奏。ながら、今回のそれはカチっとまとまり過ぎのようにもぼくには思え、どこかスリルに欠けると感じた。ファンによれば、フリクションのギグの予定は当分ないらしい。
そして、休憩を挟んで、フリクションを組む前のレックが渡米時代に関わりを持ったこともあった、NYのリジェンダリーなファンク・パンク・ジャズの担い手であるジェイムズ・チャンス(2005年7月16日、2007年6月13日は単独)と彼のバンドのショウ。アルト・サックスとオルガン音を出すキーボードとヴォーカルを担当する本人に加え、テナー・サックス兼キーボード(チャンスとともにセクション音を吹くことはない。また、キーボードは同じものを弾く。つまり、両者の鍵盤音は重ならない)、絵に描いたようにひしゃげた情緒を出すギター、かなりタイトで肉感的なリズム・セクションという編成を取っていた。
なお、今回のザ・コントーションズのベーシストは、ザ・ラウンジ・リザーズにもいた名手エリック・サンコではなかった。実は3年前に偶然に知ったのだが、サンコの2001年リーダー作『Past Impaerfect,present Tense』(Jet Set)は素晴らしく風情のある自給自足なシンガー・ソングライター盤。リアルタイムで聞いたなら、きっとその年のベスト10に入れていたかもと唸らせる出来で、あえて説明するなら、“音響の入った、NYのロバート・ワイアット”と言いたくなる? 蛇足だが、サンコほど結びつきは太くないが、やはりザ・ラウンジ・リザーズに入っていたことのあるギタリストのオーレン・ブロードウも歌モノ作に冴えを見せる異才だよな。ザ・ニッティング・ファクトリー・ワークス他からリーダー作を出すとともに、一方で彼は女房と一緒にエリージャン・フィールズという倦怠ポップ・ユニットも組んでいますね。そのデビューはメジャーのMCAで、サンコ作を出したジェット・セットや仏のナイーヴからもアルバムをリリースしている。
話を戻そう。始まる前には、フェラ・クティとおぼしきアフロ・ビート表現が流れていたが、1曲目の冒頭でチャンスが弾いた鍵盤ソロはその流儀を引き継ぐもので笑う。もっととっちらかったキーボード・ソロを取る人のハズなのに。いまだインプルーヴしている、ということ? それはともかく、彼がクティを好きなのは間違いない。
率いたバンド員の腕は確か(それは、前回以上と思えたかも)、いくらコワれていても、あのちゃんとした伴奏が下敷きになっていれば、それなりに形にはなるよナ。そんなまっとうなパンク・ファンク・サウンドに乗って、御大は気ままな感じでサックスをいななかせたり、キーボードを押えたり、奇妙さを持つ歌を聞かせたり、変テコなダンスを見せたり。ま、過去の繰り返しでもそれなりに絵になるし、人を引き付けるよナとニヤニヤ見ていたんだが、途中からそっかアと感じたことが一つ。それは、外見的にはすっかり落ち着いたようにも見える彼が、いまだ収まりの悪い自意識というか、朽ちぬフラストレーションのようなものを垣間見せていたこと。そして、以下は勝手な曲解を経てのワタシの感想。
実は、チャンスは1970年代中期にNYに出てきたとき、ハードボイルドな美意識とともに、純ジャズ・マンを目指したという。会場で聞いたのだが、彼はパンク・ファンク表現に手を染める前に、当時間違いなく世界一の先鋭ジャズ・サックス奏者であるデイヴィッド・マレイ(2003年8月9日、2004年6月6日)にサックスを習ったことがあったらしい! それは彼が本格派の前衛ジャズの奏者を目指さんとしていたことの証にはならないにせよ、真摯にジャズと対峙しようとしていたのを示す。ながら、当時の時勢や本人の年齢やツっぱりもあったろうが、彼がZEレーベル経由でセンセーショナルに登場した際は、ジャズ文脈とは離れた、ひしゃげたビート・ポップの領域にて脚光を浴びた。紛い物/異物として振る舞ったら受けただけでなく、そうした方面で彼はいまやカリスマ的な存在になってしまっている……。それ、アウトローなものや破壊的なものを愛でたり、どこか米国的なサムライ感覚を持つ彼の資質が花開いたものではあったろう。だが、一方では、穏健にジャズや文学を愛好する正統的(?)モダニストとしてのチャンスもずっといるわけで、彼としてはその間にある隔たりに決着をつけておらず、いまだ折り合いの悪さを感じている部分があるのではないか。そして、そうした事実に彼は生理的にイラだち、心のなかでのたうつ。それが、明解な道化的所作に繋がったりもする。しかしながら、それゆえ、彼のパフォーマンスは過去のパロディではなく、生きた人間的行為であり続けているのではないだろうか。
フリクションにせよ、チャンスにせよ、ともに時代を切り取るような感じでぶいぶい言わせていたのは30年も前のこと。それゆえ、客も年長者が多くてもなんら不思議はないはずだが、意外に客層はそうではなかった。両者が登場したとき、まだ生まれていない人もそれなりにいたはずだ。それには、おおいにマル。
by eisukesato
| 2010-05-19 12:49
| 音楽
