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佐藤英輔のライヴ三昧 Diary noteから引っ越し中


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トニー・ウィリアムズ・ライフタイム・トリビュート

 唯一無二の米国人ドラマー(1945年〜1997年)の、1960年代後期から数年間組んでいたジャズ・ロック・プロジェクト“ライフタイム”への思いを吐露しようとする、なかなか興味深い顔ぶれによるギグ。南青山・ブルーノート東京で、ファースト・ショウを見る。参加者は、元クリームのジャック・ブルース(ベース)、ジャズ/ポップ両刀のシンディ・ブラックマン(ドラム)、MMWのジョン・メデスキ(キーボード、1999年8月15日、2000年8月13日、2001年2月5日、2002年9月7日、2004年1月24日、2007年5月10日)、リヴィング・カラーのヴァーノン・リード(2000年8月13日)。ライフタイムはアルバムごとに面子や音楽志向を変えていたが、ブルースは中期ライフタイムのメンバーだった。

 目茶、おもしろかった。発汗した。多忙すぎて無理だったが、もう一度見たい!と思わずにはいられなかった。逆に言えば、和みの上品なジャズを聞ければと来店した人がいたとしたら頭を抱えたくなる実演だったろうけけど。やった曲は全部ライフタイムの曲だったかどうかは定かではないが、ロック的なひっかかりや刺を持つ、クールに丁々発止しまくる演奏が延々と展開されたのは間違いない。4人はしっかりと自分の持ち味を出しつつ、共通のゴールに向かう演奏を開いていた。

 ジャック・ブルースはかつてはピック弾きの人だったはずだが(←これ、勘違いかもしれない)、この晩は指弾きでバンドをジャズ的に引っぱる演奏を披露(ショート・スケールの小振りな電気ベースを弾く)する。なんか、いまだ進歩/変化してると思わせられる。彼は一部歌いもしたが、それは例の天を見上げるような美声歌唱ではなく、だらだらした語り調のもの。また、メデスキにしてもリードにしても聞き手の期待を満たす演奏だったろうが、一番すごかったのは文句無しにブラックマンのパフォーマンス。ウィリアムズの爆裂ドラムをちゃんと消化し、ウイリアムズと化して叩きまくる様にゃもーほれぼれ。♥♥♥。けっこうな歳になっているはずだが、スリムな身体や風情もマル。同じようなヘア・スタイルしているし、エスペランサ・スポルディング(2008年9月5日。2008年12月1日)とリズム・セクションを組んでほしいと、切に思ったワタシ。それ、知人に伝えると、意外にベタな発想するんですねと言われてしまった。ハハ。

 感激したので、トニー・ウィリアムズのことを書いた原稿を再録しておく。2007年初夏のスイング・ジャーナルの増刊号に書いたものだ。


 ハード・パップが成熟し、新たな動きが顕
在化しようとしたとき、このミラクル青年は
あまりに新しい芽として登場した。ブルーノ
ートからのデビュー作は18才のときの録音。
リズムに対する発想が新しく、強力で、瞬発
力にも異常に長けていた。そのパルシィなド
ラミングは、新しい時代/ジャズがすぐそこ
で待っていることを伝えるものだった。しか
も、そのアルバムの収録曲は全て彼のオリジ
ナルであり、ゲイリー・ピーコックとのリズ
ム隊のうえにサム・リヴァースを泳がせると
いう方策を取っていた。いったい、小僧の分
際で何を考えているのか! まさに、野心を
持ったストロングなジャズ。ぼく、このアル
バムが出た時点で廃業を考えた真摯なジャズ
・マンがいると信じてやまない。
 そして、ポップと対峙する大胆な同時代ジ
ャズ・ロックを標榜したライフタイム時代(
69年~72年)にもぼくは頭を垂れる。全部で
4 枚のアルバムを出ているが、創意の裏返し
でそれぞれに編成/音楽性違いで録られたそ
れらもまた大いな意義と聞きどころを持つ仕
上がりを見せる。
 それにしても、非ジャズ側にいたプレイヤ
ーも雇った70年前後のタイフタイムの時。あ
の頃、ウィリアムズはロック側に行くべきだ
と思っていたのではないか。だが、彼はすで
にジャズ側で名声を獲得しすぎ、ジャズ側の
人間としてプロモートされたり語られたりす
るしかなかった。不完全燃焼。それ、大きな
不幸だと思う。もし、彼が無名な怪物ドラム
野郎だったなら、もう少し彼は楽に音楽をで
きたろう。基本アコースティックに戻った80
年代以降のブルーノート発のアルバムもそれ
なりに精気と工夫とがあって、絶対に悪い作
品ではない。だが、どこかでボタンのかけ違
えがあった天才の悲劇/もどかしさのような
ものを感じ、ぼくは聞いてて辛くなる。天国
ではなんの障壁もなく、自分の音楽を展開で
きていることを願ってやまない。

by eisukesato | 2008-12-16 15:12 | 音楽